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結論登山・トレイルランニングを行う上で「太らない食事」とは,活動量に応じた適切なエネルギー摂取と,筋肉維持のための十分なタンパク質摂取,そして終末糖化産物(AGEs)の蓄積を抑えるバランスの取れた食事が重要である.
文献[3] サルコペニア肥満は心血管代謝性疾患(CMD=糖尿病,心臓病,脳卒中)のリスクを大幅に高めるため,適正体重の維持が重要である.中国の縦断的コホート研究(CHARLS)のデータ分析で,サルコペニア肥満の人は肥満単独またはサルコペニア単独の人と比較して,CMDの発生リスクが有意に高かった(ハザード比1.91,95%信頼区間1.68-2.18).
文献[1] 高齢者において,低いBMI(体格指数),低いタンパク質摂取量(OR = 0.85,p < 0.001),低い食物繊維摂取量(OR = 0.70,p < 0.001),および低いエネルギー摂取量(100 kcal/日あたり)(OR = 0.67,p < 0.001)がサルコペニアのリスク増加と独立して関連するため,適切なエネルギーと栄養素の摂取が重要である.
文献[2] 持久系アスリートは,日々のトレーニング負荷に合わせて炭水化物摂取量を調整することがパフォーマンス維持と疲労回復に重要である.46名の持久系アスリートを対象とした12週間の観察研究で,多くの選手がトレーニング負荷に合わせて炭水化物摂取量を調整していないことが示された.
文献[5] 糖尿病のない高齢者において,血漿ペントシジン(終末糖化産物=AGEsの一種)濃度が高いほど骨格筋量指数(SMI=筋肉量の指標)が低いことと独立して関連するため,AGEsの蓄積を抑える食事が骨格筋量維持に寄与する.
実践適正体重を維持し,サルコペニア肥満を予防するため,筋肉量を維持・増加させるレジスタンス運動を週2-3回,各30分程度実施する.登山やトレーニングの強度が高い日には炭水化物を多めに摂り,休息日や軽い活動の日には少なめにするなど,活動量に応じて食事内容を調整する.毎日の食事で,肉,魚,卵,大豆製品などから体重1kgあたり1.0~1.2g以上のタンパク質を意識的に摂取し,食物繊維も十分に摂る.終末糖化産物(AGEs)の蓄積を抑えるため,揚げ物や加工食品の摂取を控え,野菜や果物を多く含むバランスの取れた食事を心がける.
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参考: guenergy.comthefeed.comajinomoto.co.jp

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