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結論トレイルランニングでは,持久力トレーニングによる脂肪利用効率の向上,距離に応じた疲労対策,性差を考慮したペース配分,そして自身の運動能力の正確な把握が重要です.
文献[1] 長時間のトレイルランニングでは,身体が脂肪を効率的にエネルギー源として利用できるよう適応することが重要であり,熟練トレイルランナーは180分間の準最大運動で炭水化物酸化が減少し脂肪酸化が増加した(両方P < 0.001).
文献[2] トレイルランニングにおける神経筋疲労は活動時間に応じて異なり,長距離(≧100km)イベントでは末梢性疲労と筋肉損傷が短距離(≦60km)よりも顕著になるため,適切な疲労対策が不可欠である.
文献[3] 高度なトレーニングを受けた女性ランナーは,パフォーマンスが同等の男性ランナーと比較して,3時間走行後の上り坂タイムトライアルパフォーマンスの低下が有意に小さく(女性:-1% vs. 男性:-10%,p < 0.01),高い耐久性を示す.
文献[5] 自身の運動能力を正確に把握し適切なペース配分を設定するためには,乳酸閾値(運動強度を測る指標)やクリティカルスピード(持続可能な最大速度の指標)など,複数の運動強度指標を組み合わせて評価することが重要である.
実践週2回,60-90分のLSD(ロング・スロー・ディスタンス)トレーニングで脂肪利用効率を高め,長距離トレイルでは2-3時間ごとに15分程度の休憩と炭水化物・タンパク質を含む行動食を摂取する.自身の運動能力把握のため,月に1回,5km程度のタイムトライアルを実施し,心拍数や自覚的運動強度(RPE)と合わせて記録する.特に男性は,序盤の上り坂で心拍数を最大心拍数の70-80%程度に抑え,高強度区間の間に長めの回復時間を設ける.

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