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2026/8/1 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)

[要旨] TITLE 低酸素および常酸素環境下での反復ウィンゲートサイクリング中の男性中距離走選手の筋肉および脳酸素化

登山 低酸素環境下での高強度運動パフォーマンスの低下には,筋肉だけでなく脳の酸素化状態も大きく影響する可能性がある.

設計 男性中距離走選手10名を対象に,低酸素(吸入酸素分画0.145)と常酸素環境下で,反復ウィンゲートプロトコル(30秒全力運動を4分休憩を挟んで4回)をランダム化クロスオーバーデザインで実施した.

低酸素環境下では,常酸素環境下と比較して,4セット全体の平均パワー出力が有意に低かった(-4.2%,P = 0.007).

低酸素環境下でのパワー出力の低下は,筋肉の脱酸素化・再酸素化よりも,脳の脱酸素化・再酸素化とより強く相関していた(運動中:r = -0.452 [P = 0.011] vs r = 0.268 [P = 0.145],回復中:r = 0.440 [P = 0.046] vs r = 0.413 [P = 0.063]).

実践 高所でのパフォーマンス低下は脳の酸素不足も一因と捉え,無理のないペース配分を心がけ,特に高強度な行動は避ける.

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[要旨] TITLE 赤血球分布幅は股関節骨折手術後の機能的転帰と関連する.

登山 高齢登山者において、RDW(赤血球分布幅)が低いほど、運動とホルモン補充療法を組み合わせたリハビリテーションによる身体機能改善効果が高い可能性があり、個別の介入計画に役立つかもしれない.

設計 股関節骨折手術後の65歳以上の女性105名を対象に、監視下運動単独群と監視下運動+テストステロンゲル群にランダムに割り付け、ベースライン、3ヶ月、6ヶ月時点での筋肉量、筋力、身体能力を評価した.

監視下運動+テストステロンゲル群においてのみ、ベースラインRDWが高いほど、ベースライン、3ヶ月、6ヶ月時点でのSPPB(身体能力評価)スコアが低いという逆相関が認められた(RDW 1%増加あたりSPPBが0.266標準偏差低下).

同群において、ベースラインRDWが高いほど、3ヶ月および6ヶ月時点での1-RMレッグプレス(下肢筋力)が低いという逆相関が認められた(RDW 1%増加あたり1-RMレッグプレスが0.437標準偏差低下).

実践 定期的な健康診断でRDW(赤血球分布幅)の数値を確認し、もし高値であれば、医師に相談して自身の身体能力や運動効果への影響について検討する.

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[要旨] TITLE COVID-19後患者における多次元的疲労とウェアラブルデバイス由来の心肺変数との関連:観察研究

登山 疲労は身体だけでなく精神的な側面も絡み合い、自律神経系の変化としてウェアラブルデバイスで捉えられるため、登山中の体調管理に役立つ可能性がある.

設計 COVID-19後患者30名を対象に、リハビリクリニック滞在中の約1ヶ月間、ウェアラブルセンサーで心肺変数を継続記録し、モバイルアプリで疲労レベルを報告してもらう縦断的観察研究.

複数の疲労次元(身体的,認知的,感情的)の相互作用が、単一の疲労次元よりも生理学的変化(安静時心拍数P < .01,RR間隔のサンプルエントロピーP = .04など)とより一貫した関連を示した.

疲労の日常的な変化は生理学的変数の変動と関連し、特に睡眠中に顕著であり、身体的疲労が高いと交感神経優位、認知的・感情的疲労が増加すると副交感神経優位へのシフトが示唆された.

実践 登山中や下山後にウェアラブルデバイスで心拍数や心拍変動を記録し、身体的疲労だけでなく精神的な疲労感も合わせて記録することで、自身の疲労パターンと体調変化の関連を把握する.

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