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2026/6/6 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [要旨] TITLE 高所原住民における呼吸制御の進化と可塑性:シカマウスからの知見 |
登山 高所環境への適応は、遺伝的要因と幼少期からの環境要因が統合されて呼吸制御を形成し、低酸素環境での耐久性を高めることを示唆する.
設計 シカマウスの異なる高所・低所集団を飼育下で比較し、F2世代の交配種を用いた研究をレビュー.
低所集団は慢性低酸素下で換気量が増加する順応(VAH)を示すが、高所集団はVAHを示さず、代わりに低酸素下で換気量が固定的に増加し、より深く効果的な呼吸パターンを示す.
高所集団のより効果的な呼吸パターンはα-グロビン遺伝子の、VAHの欠如はHIF-2α遺伝子(Epas1)の遺伝的変異と関連する.また、成人期のみの低酸素曝露では可塑性が見られないが、発生期から成人期まで生涯にわたる低酸素曝露は、換気量と一回換気量をさらに増強する.
実践 高所順応は遺伝的要因と幼少期からの環境要因が統合されて形成されるため、高所トレーニングを継続的に行い、自身の呼吸効率を高めることを意識する.
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| [要旨] TITLE メタボリックシンドロームを持つトルコ高齢者のロコモティブシンドローム,バランス,フレイル,身体能力レベル:比較研究 |
登山 メタボリックシンドロームは高齢登山者の運動機能やバランス能力を低下させ,転倒や怪我のリスクを高める可能性がある.
設計 トルコの高齢者63名(メタボリックシンドローム群41名,健常対照群22名)を対象とした横断研究で,フレイル,ロコモティブシンドローム,バランス,身体能力を比較した.
メタボリックシンドローム群は,ロコモティブシンドロームのリスクが高く(高齢者運動器機能評価表スコアが悪化,大腿四頭筋力低下;p < .05),静的バランスと固有受容能力が障害されていた(p < .05).
メタボリックシンドローム群は,有酸素持久力,敏捷性,下肢筋力,柔軟性といった身体能力が低い傾向にあった(p < .05).
実践 メタボリックシンドロームの診断を受けている場合は,下肢筋力トレーニングやバランス運動を日常的に取り入れ,運動能力の維持・向上に努める.
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