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2026/6/5 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)
| [要旨] TITLE 高齢患者における身体活動:フレイルを予防・制限するためにパフォーマンス能力を高めよう! |
登山 登山者は、年齢に関わらず、自身の身体能力に応じた最適な運動量を見極め、自覚的運動強度や筋肉痛を指標にしながら、パフォーマンス向上と疲労・傷害予防のバランスを取る必要がある.
設計 この論文は、高齢者における身体活動プログラム開発の理論的基盤を確立することを目的としたナラティブレビューである.
身体活動や運動介入はパフォーマンス能力と用量反応関係があり、運動の頻度、強度、時間、種類の組み合わせである「用量」を増やすことで機能能力が向上する.
高齢者やフレイルな個人では、個々の最適なレベルを超えて運動量を増やすと有害な影響が生じる可能性があり、自覚的運動強度(RPE)や遅発性筋肉痛(DOMS)を客観的テストと組み合わせて最適な運動量と回復時間を評価することが重要である.
実践 登山者が明日からできるアクション1つ
登山トレーニングや山行後には、自覚的運動強度(RPE)や筋肉痛の程度を記録し、自身の身体能力や回復状況に合わせて次回の運動量や休息期間を調整する.
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| [全文] TITLE 高齢者における複合トレーニングプログラム後の身体能力の最終結果に糖尿病性末梢神経障害は影響を及ぼすか?二重盲検準実験研究 |
登山 糖尿病性末梢神経障害を持つ高齢者は、複合トレーニングによる運動能力(特にバランスと敏捷性)の改善効果が限定的であるため、登山中の転倒リスク管理と個別化された運動プログラムの重要性が示唆される.
設計 2型糖尿病の高齢者51名(糖尿病性末梢神経障害(DPN)群24名、非DPN群27名)を対象に、週2回のレジスタンス運動と高強度インターバル有酸素運動を組み合わせた複合トレーニングプログラムを12週間実施し、身体能力、筋力、バランスの変化を比較した準実験研究である.
主要知見1:非DPN群はDPN群と比較して、Senior Fitness Test (SFT) の敏捷性と動的バランス (p = 0.010) およびTimed Up and Go (TUG) テスト (p = 0.018) において、より大きな改善を示した.
主要知見2:糖尿病性末梢神経障害の存在は、SFTの敏捷性とバランスの変動の13%を、TUGテストの変動の20%を説明した.
主要知見3:30秒椅子立ち上がりテストの改善度にはBMIと糖尿病罹病期間が15%寄与し、4m歩行テストの改善度には年齢とBMIが12%寄与した.
実践 糖尿病性末梢神経障害の有無にかかわらず、バランス能力や敏捷性を高めるための運動(例:片足立ち、ウォーキング中の方向転換練習、階段昇降)を日常的に取り入れ、特に神経障害がある場合は専門家と相談し、個別化されたトレーニングを検討する.
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| [全文] TITLE 閉経後サルコペニア女性における運動介入が筋肉量,筋力,身体機能に及ぼす効果:系統的レビューとメタアナリシス |
登山 閉経後の女性登山者にとって,サルコペニアによる筋力や身体機能の低下を運動で改善することは,安全で快適な登山活動の継続に不可欠である.
設計 閉経後サルコペニア女性744名を対象とした17件のランダム化比較試験(RCT)を統合し,運動介入が筋肉量,筋力,身体機能に及ぼす効果を評価した系統的レビューとメタアナリシスである.
運動介入は,骨格筋量指数(SMI)を有意に改善した(SMD = 0.38,95% CI = 0.16–0.60,P = 0.0006).
運動介入は,握力(SMD = 0.48,95% CI = 0.30–0.65,P < 0.00001)および膝伸展筋力(SMD = 0.40,95% CI = 0.14–0.65,P = 0.002)を有意に改善した.
運動介入は,歩行速度(SMD = 0.30,95% CI = 0.12–0.48,P = 0.0008),片足立ち(SMD = 0.83,95% CI = 0.30–1.36,P = 0.002),およびTUGテスト(SMD = -0.84,95% CI = -1.11 to -0.57,P < 0.00001)といった身体機能を有意に改善した.
実践 閉経後の女性登山者は,週に2〜3回,自宅でできる弾性バンドを使ったレジスタンス運動や,スクワットなどの自重トレーニングを継続的に行い,全身の筋力維持・向上に努めましょう.
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