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結論登山中にカフェインを摂取すると,持久系パフォーマンスが3〜5%程度向上し,疲労感の軽減や主観的な覚醒感の向上が期待できる一方,筋力系の客観的なパフォーマンス向上は限定的である.
文献[4] 熟練サイクリスト12名を対象とした二重盲検クロスオーバー試験で,カフェイン200mgとポリフェノール15mgを含むコーヒーチェリー抽出物摂取により,30分間のサイクリング後の15分間のタイムトライアルにおける総仕事量がプラセボ群と比較して4.6% ± 1.5%有意に高くなった(p < 0.05).
文献[2] 中級から上級の男性クライマー13名を対象とした試験では,体重1kgあたり3mgのカフェイン摂取は懸垂や握力といった客観的な筋力・持久力パフォーマンスの有意な向上をもたらさなかったが,主観的な筋力,エネルギー,覚醒感は有意に増加した(筋力/速度の知覚:p < 0.008).
文献[3] ナラティブレビューによると,単体カフェインは管理された条件下で一貫して運動パフォーマンスを向上させ,コーヒーも特に持久運動において同様の効果をもたらすものの,カフェイン含有量や個人の感受性により反応のばらつきが大きい.
文献[1] 熟練サイクリスト13名を対象とした模擬レース後のタイムトライアルにおいて,体重1kgあたり6mgのカフェイン摂取により,平均パワー出力の低下がプラセボの4.1%から1.1%に抑制され,パフォーマンスを3.1%改善する中程度の効果が認められた.
実践長時間の登山行動で疲労を感じ始める前に,体重1kgあたり3〜6mgを目安にカフェインを摂取することで,持久系パフォーマンスの維持や疲労感軽減を期待できる.例えば,体重60kgの場合,180〜360mgのカフェインを,行動食と共に摂取することを検討する.ただし,過剰摂取はトレーニング効果を阻害する可能性もあるため,自身の体質に合わせて調整し,特に運動後の回復期は摂取量を控える.
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