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結論湿度が高い低山に関する直接的な論文は見当たらなかったが,気温が高い高山では,暑熱と低酸素の複合的な影響により運動能力が著しく低下し,体への負担が増大するため,事前の適応訓練が重要である.
文献[3] 複合的な暑熱・低酸素環境(CHH)下での運動は,運動パフォーマンスを著しく低下させ(SMD = -1.90, 95%CI [-3.09, -0.72]),心拍数,体幹温度,皮膚温度を増加させ,血漿量,酸素摂取量,血中酸素飽和度を低下させた.
文献[3] 短期曝露(14日未満)での暑熱環境(HEAT)および複合的な暑熱・低酸素環境(CHH)への適応により,血漿量(HEAT SMD = 0.86, CHH SMD = 0.58)と乳酸レベル(HEAT MD = -0.82, CHH MD = -0.40)が有意に改善した.
文献[4] 中高度居住者(MAR)は低地居住者(LAR)と比較して,3600mへの急速な登高後の急性高山病(AMS)発症率が有意に低く(HA1: MAR 16% vs LAR 44%, P = 0.008),AMS発症のオッズが約3分の1に減少した(OR = 0.25, P = 0.01).
実践気温が高い高山への登山前には,暑熱環境での運動や,可能であれば低酸素環境を組み合わせた短期的な適応トレーニングを週3回×60分程度実施し,高所での運動能力低下と体への負担を軽減する.

2件の参照論文

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