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2026/4/7 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[要旨] TITLE 高齢者における高負荷・速度意図的抵抗トレーニングとクレアチン補給の併用効果

登山 高齢期における筋力,身体機能,認知機能の維持・向上は,登山パフォーマンスの維持や高所での身体・精神的ストレスへの耐性向上に寄与する可能性がある.

設計 103名の地域在住高齢者(平均68.2歳)を対象に,16週間の高負荷・速度意図的抵抗トレーニング(陸上または水中)とクレアチン(3g/日)またはプラセボの併用効果を比較したランダム化二重盲検プラセボ対照試験.

主要知見1: 陸上および水中での高負荷・速度意図的抵抗トレーニングは,高齢者の神経認知バイオマーカー,酸化ストレス,炎症,筋力,身体機能,生活の質を有意に改善した(p < 0.05).

主要知見2: クレアチン補給は,運動と組み合わせることで抗酸化酵素の増加,炎症マーカーの減少,筋力および身体機能のさらなる改善をもたらした.クレアチン単独でも酸化ストレスと炎症の低減が見られた.

実践 登山者は,加齢に伴う身体機能低下を予防するため,日常的に筋力トレーニングを取り入れ,必要に応じてクレアチン補給を検討する.

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[全文] TITLE 地域在住高齢者における転倒予測モデルの開発:転倒および傷害を伴う転倒に対する生物学的モデルと多領域モデルの比較

登山 高齢登山者にとって、転倒リスクは身体機能(視力、バランス、筋力、認知機能)に大きく依存し、これらの生物学的要因を評価・改善することが転倒予防に最も効果的である可能性が示唆される.

設計 本研究は、433名の地域在住高齢者(中央値76歳、女性64%)を対象に、ベースラインデータを用いて過去12ヶ月間の転倒を自己申告で調査した横断分析である.

あらゆる転倒(n = 194, 44.8%)の予測には、移動制限、バランス、視力、転倒恐怖の生物学的要因に基づくモデルがAUC 0.64 (95% CI 0.58–0.69) の判別能を示した.特に、視力低下(調整オッズ比[OR] 6.64, 95% CI 1.40–31.56)と転倒恐怖の増大(OR 1.04, 95% CI 1.01–1.08)が転倒リスクと有意に関連していた.

傷害を伴う転倒(n = 40, 28.4%)の予測には、Timed Up and Go (TUG) 時間、握力、実行機能、全般的認知、痛み干渉の生物学的要因に基づくモデルがAUC 0.73 (95% CI 0.64–0.82) の判別能を示した.痛み干渉の増大は、傷害を伴う転倒のリスク低下と関連していた(OR 0.74, 95% CI 0.57–0.96).これは、痛みが活動制限につながり、結果的に危険な状況への曝露を減らす可能性が示唆された.

社会人口統計学的、行動的、環境的要因を生物学的モデルに追加しても、あらゆる転倒(AUC 0.65, p = 0.46)および傷害を伴う転倒(AUC 0.78, p = 0.30)のいずれにおいても、判別能の有意な改善は見られなかった.この結果は、簡潔な生物学的指標に基づくモデルが、多領域モデルと同等の臨床的に意味のある転倒リスク判別を提供することを示唆している.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ: 登山前に自身の視力、バランス能力、筋力(特に握力)を定期的に確認し、不安があれば専門家(眼科医、理学療法士など)に相談して改善策を講じる.

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