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2026/4/3 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[要旨] TITLE 高齢者におけるパワーリフティング運動プログラム:症例シリーズ

登山 高齢期におけるパワーリフティングは,登山に必要な下半身の筋力と立ち上がり能力を向上させ,転倒予防や安全な登山活動の継続に寄与する可能性がある.

設計 健康な高齢者12名(平均69.6歳)を対象に,3週間の慣らし期間と12週間のパワーリフティングトレーニング(スクワット,ベンチプレス,デッドリフト,補助運動)を実施し,身体機能と筋力を評価した.

12週間のトレーニング後,5回椅子立ち上がりテストの時間が有意に短縮された(p=0.010).これは,立ち上がり動作の改善を示唆する.

スクワット,ベンチプレス,デッドリフトの全ての種目で,絶対筋力および相対筋力が有意に向上した(スクワット絶対筋力p=0.016,ベンチプレス絶対筋力p=0.001,デッドリフト絶対筋力p=0.003など).

実践 自宅で椅子を使ったスクワットや立ち上がり運動を毎日数セット行い,下半身の筋力維持・向上に努める.

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[全文] TITLE 高齢者の内在性能力障害の特定において,診断ツール間の合意はあるか?地域在住高齢者を対象とした横断研究

登山 高齢登山者が自身の身体能力を評価する際,用いる評価ツールによって結果が大きく異なる可能性があり,特に移動能力の客観的評価は重要である.

設計 地域在住の高齢者205名(60~96歳,平均71.3±7.9歳)を対象に,認知,移動,活力,心理的幸福,感覚機能の5つの内在性能力領域について複数の診断ツールを用いて障害の検出率とツール間の合意度を比較する横断研究を実施した.

内在性能力(IC)の各領域における障害の検出率は,使用する診断ツールによって大きく異なった(例:認知障害の検出率は認知バッテリーで83.4%,教育調整済みMini-Mental State Examination (MMSE)で27.3%と大きな差が見られた,χ2(2) = 145.54, p < 0.001).

移動能力を評価する診断ツール間では中程度の合意が見られた(K = 0.644,95%CI = 0.588–0.700,p < 0.001).

聴覚を評価する診断ツール間でも中程度の合意が見られた(K = 0.689,95%CI = 0.552–0.800,p < 0.001,合意率88.8%).

実践 自身の移動能力(例:歩行速度,椅子立ち上がり,Timed Up and Goテスト)を定期的に客観的な指標で測定し,変化を把握することで,登山活動の計画や身体準備に役立てる.

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