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2026/1/7 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)

[要旨] TITLE サルコペニアのための新しい上肢ベースのパフォーマンス試験:肘パフォーマンス試験の信頼性と臨床的有用性

登山 上肢の筋力低下は登山パフォーマンスや安全性を損なう可能性があり,簡便な上肢筋力評価法は登山者の健康維持に役立つ.

設計 肘の屈曲・伸展を10回繰り返す肘パフォーマンス試験(EPT)の信頼性と臨床的有用性を評価した研究.

EPTは優れた検者内信頼性(ICC = 0.95)および検者間信頼性(ICC = 0.92)を示した.

EPTの所要時間は,握力(r = -0.68),椅子立ち上がりテスト(r = 0.55),歩行速度(r = -0.42)と有意な相関を示し,サルコペニアの識別能力も良好であった(AUC = 0.81).サルコペニアを特定するためのカットオフ値は18.5秒で,感度78%,特異度72%であった.

実践 日常生活でペットボトルやダンベルを使い,肘の屈伸運動を定期的に行い,上肢の筋力維持・向上に努める.

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[全文] TITLE 維持された筋機能が認知機能低下に対する保護因子となる:FINGER研究からの縦断的結果

登山 高齢登山者にとって、筋機能の維持は認知機能の低下を防ぎ、安全で充実した登山活動を継続するために重要である.

設計 フィンランドの高齢者を対象としたFINGER試験の対照群(583名、平均年齢68.6歳)の縦断データを用いて、ベースラインの筋機能と2年間の認知機能変化との関連を観察的に分析した.

主要知見1:ベースライン時の椅子立ち上がりテストの成績、SPPB(Short Physical Performance Battery)スコア、および握力が高いほど、2年後の全般的認知機能、記憶、実行機能のより良好な推移と有意に関連していた(p < 0.05).

主要知見2:特に記憶機能において、筋機能の高さが認知機能の良好な推移と強く関連していた.

主要知見3:歩行速度は認知機能の推移との有意な関連を示さなかったが、他の身体能力指標と組み合わせたモデルでは追加情報を提供した.

実践 登山に加えて、握力強化や椅子立ち上がり運動など、下肢筋力と全身の身体能力を維持・向上させるための筋力トレーニングを日常的に取り入れる.

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[全文] TITLE 高齢女性における12週間の間欠的複合運動が認知機能,身体能力,神経生理学的バイオマーカーに与える統合的効果

登山 高齢登山者にとって,複合的な運動は身体能力の維持・向上だけでなく,記憶力や炎症・代謝マーカーの改善を通じて,安全で快適な登山活動の継続に役立つ可能性がある.

設計 地域在住の75歳以上の高齢女性40名を対象に,運動群(20名)と対照群(20名)に分け,運動群は12週間にわたり週3回,有酸素運動,レジスタンス運動,機能的運動,認知課題を組み合わせた複合運動プログラムを実施した介入研究である.

運動群では12週間の介入後,記憶力(P<0.05),上半身および下半身の筋力(30秒腕立て伏せ,30秒椅子立ち上がり),握力,歩行持久力(6分間歩行距離)が有意に改善した.

運動群では,神経栄養因子である血清BDNF(脳由来神経栄養因子)レベルが有意に増加し(P<0.01),炎症性サイトカインであるIL-6およびTNF-α,悪玉コレステロール(LDL-C),中性脂肪(TG)が有意に減少した(いずれもP<0.05).また,善玉コレステロール(HDL-C)レベルも有意に増加した(P<0.05).

注意機能および言語機能には有意な改善は認められなかった(P>0.05).

実践 ウォーキングなどの有酸素運動に,スクワットや腕立て伏せなどの自重トレーニング,そして簡単な計算やしりとりなどの認知課題を組み合わせた複合的な運動を,週に数回,無理のない範囲で取り入れる.

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