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2026/1/26 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 高齢者における血液鉛バイオマーカーとサルコペニア指標

登山 鉛曝露が筋力,筋量,筋機能の低下を招き,サルコペニアのリスクを高める可能性があり,登山活動のパフォーマンスや安全に影響しうる.

設計 本研究は,米国とスペインの60歳以上の高齢者11,842人を対象に,1988年から2017年までの4つの大規模集団ベース研究のデータを統合し,鉛曝露とサルコペニア指標の関連を多変量回帰分析とメタアナリシスで評価した横断研究である.

主要知見1:全血鉛濃度が四分位範囲(IQR)で1増加するごとに,握力は平均0.47 kg(95% CI: −0.88, −0.06)減少し,低握力のオッズは1.34倍(95% CI: 1.09, 1.58)増加した.

主要知見2:全血鉛濃度が50 μg/Lを超える参加者は,50 μg/L以下の参加者と比較して,低四肢骨格筋量(AMM)のオッズが1.58倍(95% CI: 1.16, 2.16)高かった.

主要知見3:血清鉛濃度がIQRで1増加するごとに,椅子立ち上がりテストの時間は1.19%(95% CI: 0.41, 1.99)増加し,最高血清鉛カテゴリー(> 6.9 μg/L)の参加者は,低SPPBスコアのオッズが1.69倍(95% CI: 1.05, 2.71)高かった.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ:日常生活において,交通量の多い場所や古い建物の改修現場など,環境中の鉛曝露源を意識的に避け,長期的な筋力・筋機能の維持に努める.

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[全文] TITLE 入院中の高齢者におけるサルコペニアと認知機能の関連性に関するエビデンス

登山 筋肉量の維持は、登山中の身体能力だけでなく、安全な判断や状況認識に必要な認知機能の維持にも重要である.

設計 本研究は、2024年から2025年にブラジルの病院に入院した高齢者84名(平均年齢68.1±6.7歳)を対象とした観察的横断研究で、入院後48時間以内にサルコペニアと認知機能の評価を行った.

主要知見1:対象者の29.76%がサルコペニアのリスク、19.05%がサルコペニアと診断され、サルコペニアの有無によってMini-Mental State Examination(MMSE)の平均スコアに有意な差が見られた(非サルコペニア群26.84±3.24、サルコペニアリスク群22.32±5.86、サルコペニア群18.69±7.98、p < 0.0001).

主要知見2:サルコペニアリスク群およびサルコペニア群では、非サルコペニア群と比較して、見当識、注意/計算、言語といった特定の認知領域のパフォーマンスが有意に低かった(いずれもp < 0.001).

主要知見3:MMSEスコアは年齢と中程度の負の相関(r = −0.48; p < 0.0001)を示し、教育(r = 0.58; p < 0.0001)、身体活動(r = 0.31; p = 0.0038)、収入(r = 0.23; p = 0.0326)とは正の相関を示した.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ:登山に必要な筋力と認知機能を維持するため、日頃からウォーキングやスクワットなどの身体活動を継続し、バランスの取れた食事で筋肉の材料となるタンパク質を十分に摂取する.

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