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2025/8/30 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[要旨] TITLE 探検アドベンチャーレース中の急性睡眠不足と極度の疲労が認知機能と心臓自律神経機能に及ぼす影響:症例報告

登山 極度の疲労や睡眠不足は認知機能に影響を及ぼし、登山中の判断力低下や事故リスク増加につながる可能性がある.

設計 超耐久アスリート4名(男性3名、女性1名)が約800kmのアドベンチャーレース(トレッキング、サイクリング、パドリング)を合計約6時間の睡眠で完遂し、レース前、直後、18時間後に気分、認知機能、心拍変動を測定した.

レース直後には、不安の減少(ΔMdn = 6.5, p = 0.047)が見られた一方で、疲労の増加(ΔMdn = 13.5, p = 0.02)と混乱の増加(ΔMdn = 5.5, p = 0.02)が観察された.

レース18時間後には、反応時間の改善(ΔMdn = 0.12 ms, p = 0.04)が見られ、回復の兆候を示した.

実践 長時間の登山や連泊登山では、十分な睡眠時間を確保し、疲労が蓄積する前に休憩を取ることで、認知機能の低下を防ぎ、安全な行動を心がける.

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[全文] TITLE 機能的障害のある高齢者とない高齢者における階段昇降および平地への移行時の運動学の主成分分析:横断研究

登山 高齢登山者が安全に階段や段差を昇降するためには,股関節や膝関節の動き,特に矢状面での角速度を維持・向上させるトレーニングが重要である.

設計 ポルトガル北部の地域在住高齢者60名(機能的障害のある群とない群)を対象に,階段昇降および平地への移行時の運動学データを収集する横断研究を実施した.

機能的障害のある高齢者は,障害のない高齢者と比較して,階段昇降タスクの完了に要する時間が有意に長く(階段昇降時間 P=.003),速度が遅く(階段昇降速度 P<.001,階段下降速度 P<.009),重心の垂直方向ピーク速度が低い(階段昇降時 P=.003,階段下降時 P<.013).

主成分分析の結果,機能的障害のある高齢者では,階段昇降時および平地への移行時において,股関節と膝関節の矢状面における角速度(Δvelocity)が有意に低い傾向が認められた.特に,膝関節の角速度が重要であった.

機能的障害のある高齢者は,階段下降時に股関節の矢状面可動域(ROM)が低く,足関節の前面可動域が高い傾向を示し,これは安定性を優先する代償戦略を示唆している.

実践 階段や段差を昇降する際に,股関節と膝関節を大きく使い,特に矢状面(体の前後方向)でのスムーズな動きを意識して,ゆっくりと確実に昇降する練習を取り入れる.

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