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2025/8/25 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 高所への初期順応:3100mでの最初の2日間における酸塩基平衡と体液バランスの動態

登山 高所到着後,身体はすぐに順応を開始するが,呼吸性アルカローシスの代償や体液バランスの調整が動脈血pHに影響を与え,体感できるレベルになるには2日程度かかる.

設計 順応していない成人12名(男女)を3100mのソンブリック天文台へ輸送し,高所到着前,到着24時間後,44時間後に体液・酸塩基バランスおよび動脈血ガスを測定した.

主要知見1:高所到着後,過換気により低炭酸ガス血症とアルカローシスが生じたが,腎臓による重炭酸塩の排出による動脈血pHの代償的変化は,高所滞在2日目(44時間後)から明確に現れ始めた.血漿重炭酸塩は44時間後に12%減少した.

主要知見2:高所利尿は高所到着直後から始まり,44時間で平均436gの体重減少が見られた.血漿量は44時間後に7%収縮した(P = 0.011).

主要知見3:腎臓の反応性(RR)は,高所到着24時間後には0.229(P = 0.004),44時間後には0.423(P = 0.001)と即座に上昇し,24時間から44時間にかけてのRRの増加は動脈血pHの減少と負の相関を示した(P = 0.007).

実践 高所到着後すぐに高所利尿が始まるため,脱水を防ぐために意識的に水分を補給し,最初の1〜2日間は無理な行動を避け,身体を高度に慣らす期間とすること.

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[全文] TITLE メキシコの高齢者集団における短期水ベース運動プログラムが認知能力に与える影響

登山 短期的な運動プログラムでも記憶力向上に効果がある可能性があり,登山中のルート記憶や情報処理能力の維持に役立つかもしれない.

設計 メキシコの高齢者16名(水ベース運動群9名,陸ベース運動群7名)を対象に,週3回,各60分の運動プログラムを4週間実施し,介入前後の認知機能を比較した準実験的研究デザインである.

両運動介入後,言語記憶(RAVLTスコア)の符号化と想起能力が有意に改善した(p < 0.05).

両グループにおいて,運動プログラム完了後の遅延想起スコアが高くなり,視覚記憶にも好ましい変化が観察された(p < 0.05).

いずれの運動介入によっても,抑制制御や認知柔軟性といった実行機能には有意な変化は観察されなかった.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ

登山前やオフシーズンに,ウォーキングや水泳など,無理なく続けられる有酸素運動を週に数回,短期間でも良いので取り入れ,記憶力の維持・向上を目指しましょう.

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