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2025/8/17 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [全文] TITLE 登山事故における怪我への恐怖:トルコ人登山家の経験に関する研究 |
登山 登山における怪我への恐怖は、リスク管理、心理的回復力、精神的強化、戦略的思考、動機付け、そして人間関係の側面を通じて、登山者のパフォーマンスと持続可能性に深く影響する.
設計 本研究は、現象学的アプローチを用いた定性研究として、登山ライセンスを持ち、経験5年以上、10座以上の登頂経験がある12名のプロ登山家に対し、半構造化面接を9日間実施し、Lazarusの認知-動機付け-関係性理論に基づいてデータを内容分析した(データ分析の合意率は87%).
主要知見1:認知次元において、怪我への恐怖はリスク管理、心理的回復力、精神的強化、戦略的思考と関連していた.登山家はリスクを分析し、必要に応じて撤退する戦略的思考を持ち、過去の成功体験やチームワークが精神的強化に寄与すると述べた.
主要知見2:動機付け次元において、怪我への恐怖は無気力、情熱、予防策の実施と関連していた.リスク認識は無気力につながる可能性があるが、登山への情熱、リスクの正常化、自然への愛着がモチベーションを維持し、自身の能力に応じた予防策の実施がモチベーションを高めるとされた.
主要知見3:関係性次元において、怪我への恐怖は抵抗、環境要因、社会的圧力、自己認識、説得と関連していた.家族の懸念や社会からの否定的な意見に対し、登山家は自己の動機付けを内部に持ち、論理的なリスク評価を通じて抵抗し、家族のサポートや他者の経験からの学習が自己認識と予防行動を強化すると述べた.
実践 登山者は、自身の身体的・精神的な限界を深く理解し、それに基づいてリスクの高いルートを避けたり、状況に応じて撤退する勇気を持つことで、怪我への恐怖を管理し、安全な登山を継続できる.
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| [要旨] TITLE 地域在住高齢者における筋肉量,筋力,身体能力,筋質の性別・年齢に関連する低下:横断研究 |
登山 高齢登山者にとって,加齢に伴う下肢の筋力や身体能力の低下は筋肉量以上に進行するため,筋質を維持・向上させるトレーニングが重要である.
設計 1370人の地域在住日本人高齢者(65~90歳)を対象に,筋肉量,筋力,身体能力,筋質を測定する横断研究を実施した.
加齢に伴う年間低下率は,大腿筋厚(筋肉量の一指標)が男性で0.9%,女性で1.1%であったのに対し,膝伸展筋力は男性で2.0%,女性で2.1%,下肢身体能力は男性で1.4~2.8%,女性で1.8~3.0%と,筋力や身体能力の低下が筋肉量よりも急峻であった.
機能的筋質(膝伸展筋力/大腿筋厚)の年間低下率は男性で1.3%,女性で1.3%であり,下肢の筋力,身体能力,筋質の低下勾配は筋肉量よりも急峻であった.
実践 下肢の筋力と筋質を維持・向上させるため,スクワットや階段昇降などのレジスタンストレーニングを日常生活に取り入れる.
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