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2025/7/20 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [全文] TITLE 機能的動作の多様性と動作の創造性がスポーツクライミングのパフォーマンスに与える影響 |
登山 登山における困難な局面で、多様なムーブを試み、独創的な解決策を見出す能力は、パフォーマンス向上に不可欠である.
設計 21名の男性スポーツクライマー(経験者からエリートレベル)を対象に、ボルダリング課題を可能な限り多くの異なる方法で解決する「機能的動作の多様性テスト」と、6回の試行で可能な限り遠くまで進む「パフォーマンステスト」を実施し、2D股関節位置データから動作の多様性、創造性、パフォーマンスを評価した.
機能的動作の多様性を示す能力は、スポーツクライミングのパフォーマンスと強く関連していた(ρ = 0.592,p = 0.005).
動作の創造性の探求もパフォーマンスと強く関連しており(ρ = 0.640,p = 0.002)、動作の多様性に加えて独立してパフォーマンスに貢献することが示された(Δr² = 0.151,ΔF = 6.107,p = 0.024).
動作の多様性と創造性は強く相関していた(ρ = 0.529,p = 0.014)が、多くの異なるムーブ(多様性)を実行できるクライマーは、より高いパフォーマンスを示し、より独創的なムーブ(創造性)を生み出す傾向があった.
実践 いつも同じムーブで登りがちなルートやボルダリング課題に対し、あえて普段使わない手足の配置や体の向き、重心移動などを試すことで、自身のムーブの引き出し(多様性)を増やし、独創的な解決策を見つける練習をする.
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| [全文] TITLE Short Physical Performance Battery (SPPB) を筋力とパワーで運用する:イルシレンテ研究における高齢者の有害事象予測 |
登山 高齢登山者にとって、下肢の総合的な身体能力(バランス,歩行速度,筋力)を評価するSPPBは、転倒や骨折といった登山中の有害事象リスクを把握し、予防策を講じる上で有用な指標となり得る.
設計 イタリア中部の山岳地域に住む80歳以上の高齢者255名を対象とした前向きコホート研究で,ベースライン時にSPPBを実施し,24ヶ月後の転倒,骨折,10年間の死亡率を追跡調査した.
主要知見1:従来のSPPB(SPPBc)は、調整後も転倒(オッズ比[OR] = 0.841, 95%信頼区間[CI] = 0.758, 0.934),骨折(OR = 0.837, 95%CI = 0.702, 0.998),および死亡(ハザード比 = 0.961, 95%CI = 0.934, 0.999)の発生率と有意な関連を示した.
主要知見2:5回椅子立ち上がりテストの結果を筋パワー(絶対,相対,アロメトリック,特定)に置き換えて作成したSPPB指標は,いずれも転倒,骨折,死亡といった有害事象の発生率と有意な関連を示さなかった.
主要知見3:SPPB指標(従来のSPPBおよび筋パワーに基づくSPPB)は,有害事象のリスクが高い参加者を識別する精度(曲線下面積[AUC])が低かった(全て≤ 0.7).
実践 登山前に、バランス能力(片足立ち),歩行速度(4m歩行),下肢筋力(椅子からの立ち上がり)を自己評価し、これらの能力が低下していると感じたら、日頃から意識的にトレーニングを取り入れる.
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