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2025/6/4 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(5件)

[全文] TITLE 若い女性の階段降下時におけるヒール高が下肢のバイオメカニクスに与える影響:実験室研究

登山 ヒールの高い靴は足首の安定性を低下させ,下肢の傷害リスクを高める可能性があるため,登山では安定したフラットな靴を選ぶことが重要である.

設計 25名の健康な若い女性が,1cm,3cm,5cm,7cmの異なるヒール高の靴を履いて階段を降下する際の下肢バイオメカニクスを測定した実験室研究である.

アンクルスティフネス(足首の硬さ)は,1cmヒールと比較して3cm(P = 0.035),5cm(P < 0.001),7cm(P < 0.001)で有意に減少した.

足首関節の正味仕事量(net work)は,1cmヒールと比較して7cmヒールで有意に増加した(P = 0.017).

足首関節の仕事貢献度は,1cmヒールと比較して7cmヒールで有意に減少した(P = 0.017).

実践 登山靴を選ぶ際は,ヒールが低く,足首の安定性を確保できるデザインの靴を優先的に選び,特に下り坂での足首への負担を軽減するよう意識する.

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[要旨] TITLE アメリカ人男女における握力非対称性と認知機能の方向性関連の検討

登山 左右の握力に大きな差がある場合、将来的な認知機能の低下リスクが高まる可能性があり、安全な登山活動の継続のためにも全身の筋力バランスに注意を払うことが重要である.

設計 50歳以上のアメリカ人男性5298名、女性7070名を対象に、2006年から2018年のデータを用いて、握力非対称性と認知機能障害の方向性関連を評価した.

男性において、握力に非対称性がある場合、将来の認知機能障害のリスクが1.25倍(95%信頼区間: 1.01-1.54)高かった.また、握力非対称性の比率が1単位増加するごとに、将来の認知機能障害のリスクが1.37倍(95%信頼区間: 1.04-1.80)高かった.

女性では、握力非対称性と認知機能障害の間に有意な方向性関連は認められなかった.また、男性においても、認知機能障害が将来の握力非対称性につながるという関連は認められなかった.

実践 左右の握力を定期的に測定し、大きな差がある場合は、片側だけでなく全身の筋力トレーニングでバランスを整えることを意識する.

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[要旨] TITLE 一定負荷の動的課題におけるパフォーマンス疲労は、中等度のパーキンソン病の女性において健常高齢者よりも大きい

登山 この研究はパーキンソン病患者の疲労特性を明らかにしたが、持続的な運動におけるパフォーマンス低下は登山者にも共通する課題であり、自身の疲労の兆候を理解し、適切なペース配分を行う重要性を示唆する.

設計 パーキンソン病の女性15名と健常高齢者14名を対象に、膝伸筋の神経筋テスト後、最大随意収縮(MVC)の20%負荷でピークパワーが40%低下するまで反復等張性膝伸展運動を実施し、その後10分間回復を追跡した.

ベースラインの神経筋パフォーマンスに差がないにもかかわらず、パーキンソン病患者は健常高齢者と比較して、課題失敗までに約58%少ない反復回数しか達成できなかった.

課題失敗直後、パーキンソン病患者は健常高齢者よりも、最大随意収縮トルクや筋活動の疲労による低下が少なかったが、回復は早かった.

実践 自身の体調や疲労度を常に意識し、無理のないペースで行動することで、パフォーマンスの急激な低下を防ぎ、安全な登山を心がけましょう.

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[全文] TITLE 中高年高リスク成人における身体機能と認知機能の評価:教師なしクラスタリング法

登山 中高年登山者が身体機能を高く維持することは,登山中の判断力や安全確保に必要な認知機能を良好に保つ上で重要である可能性が示唆される.

設計 認知症リスクの高い中高年成人215名を対象に,身体機能指数(PFI)と認知機能の関連を横断的に評価した.

主要知見1: 身体機能が最も高いクラスター1の参加者(n=29)は,最も低いクラスター3の参加者(n=112)と比較して,全般的認知機能(RBANS合計スコア)が有意に高かった(F(2,198) = 3.73, p = 0.018; C1 vs C3: p = 0.014).

主要知見2: クラスター1の参加者は,クラスター3と比較して,視空間認知スコア(F(2,197) = 6.28, p = 0.003)および注意スコア(F(2,197) = 3.22, p = 0.040)が有意に高かった.

主要知見3: クラスター1およびクラスター2の参加者(n=74)は,クラスター3と比較して,実行機能(Path Pointsスコア,C1 vs C3: p = 0.006; C2 vs C3: p = 0.016)および連合学習(Item Priceスコア,C1 vs C3: p = 0.044)が有意に優れていた.

実践 ウォーキング,筋力トレーニング,バランス運動など,複数の身体活動を組み合わせて定期的に行い,全身の身体機能を総合的に高めることを目指す.

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[全文] TITLE 高齢者における概日休息/活動リズムと認知機能の関連は,白質微細構造によって統計的に媒介される.

登山 概日リズムの健全性が認知機能,特に判断力や集中力に影響を与える脳の白質構造と関連しているため,登山中の適切な休息と活動のバランスは,安全な行動判断に重要である.

設計 156名の非認知症高齢者(平均年齢71.3歳)を対象に,アクチグラフィーで概日休息/活動リズム,MRIで全脳白質微細構造,神経心理学的検査で実行機能を評価した横断研究である.

概日休息/活動リズムの強さ(相対振幅RA)が高いほど,実行機能が優れていた(β = 0.17, p = 0.014).

リズムの強さ(RA)と安定性(IS)が高いほど,全脳白質の健全性(FA値)が高く(RA: β = 0.16, p = 0.022; IS: β = 0.30, p < 0.001),リズムの断片化(IV)が高いほどFA値が低かった(β = −0.29, p = < 0.001).

白質微細構造の健全性(FA値)は,概日休息/活動リズムの強さ(RA)と実行機能の関連を統計的に媒介していた(間接効果: β = 0.036, 95% CI = 0.004 to 0.099; 直接効果の25%を媒介).

実践 毎日ほぼ同じ時間に就寝・起床し,日中は活動的に過ごすことで,概日リズムを整えることを意識する.

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