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2025/6/18 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 高齢者における筋機能と身体能力低下をモニタリングするための血漿バイオマーカー:2年間の縦断研究

登山 高齢登山者が自身の身体能力低下の兆候を早期に把握し,安全な登山活動を継続するための客観的な指標開発に繋がる可能性がある.

設計 病院ベースの縦断コホート研究において,93名の高齢者(平均年齢74.3歳,女性88%)を対象に,血漿バイオマーカーと筋肉量,筋力,身体能力のベースラインおよび2年間の変化との関連を多変量回帰分析により評価した.

血漿レプチン濃度は,ベースラインの四肢除脂肪量(ALM/ht²およびALM/BMI)および2年間の変化と負の相関を示した(それぞれp = 0.003,p = 0.017,p = 0.002,p = 0.019).一方,DHEASはベースラインのALM/BMIと正の相関を示した(p = 0.008).

DHEASはベースラインの握力(p < 0.001)および身体能力(歩行速度p = 0.001,SPPBスコアp < 0.001)と正の相関を示した.一方,GDF-15およびIL-6はベースラインの身体能力(歩行速度およびSPPBスコアの両方でp < 0.001)と負の相関を示した.

IL-6は2年間のSPPBスコアの低下を予測する能力を示し(AUROC = 0.718),ベースラインのSPPBスコアが低い群で有意に高かった(高SPPB群2.29 pg/mL vs 低SPPB群3.71 pg/mL,p = 0.005).また,身体能力は筋肉量や筋力の明確な低下がない場合でも2年間で有意に低下した(歩行速度0.79 m/sから0.64 m/sへ,p < 0.01;SPPBスコア8.8から7.8へ,p < 0.01).

実践 自身の身体能力(歩行速度やバランス能力など)のわずかな変化にも注意を払い,定期的な運動習慣を維持することで,筋肉量の明確な減少がなくても進行する身体能力の低下を早期に察知し,対策を講じる.

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[全文] TITLE 運動によるアクティブエイジングの促進:高強度インターバルトレーニングと有酸素運動の利点の比較研究

登山 高齢登山者は、高強度インターバルトレーニング(HIIT)と有酸素運動(CAT)を組み合わせることで、心肺機能,筋力,バランス能力,認知機能,精神的健康を向上させ,より安全で充実した登山活動を継続できる可能性がある.

設計 本レビューは、60〜85歳の高齢者を対象とした高強度インターバルトレーニング(HIIT)と有酸素運動(CAT)に関するランダム化比較試験(RCT)18件を分析した.

HIITは、VO2 maxを15%〜20%増加させ,筋力を12%向上させ,特に記憶力と実行機能において認知機能を10%〜15%向上させた(MoCAスコア).

HIITは、動的バランスと協調性への影響により,転倒リスクを23%低減させた.

CATは、有酸素能力を10%〜15%改善し,Beck Depression Inventory(BDI)で測定されたうつ病症状を5%〜10%減少させるのに特に効果的であった.

実践 週に数回,短時間でも良いので,全力に近い運動(例:階段を駆け上がる,早歩きと休憩を繰り返す)と,中程度の強度で継続する運動(例:30分以上のウォーキングやサイクリング)を組み合わせて実践し,心肺機能と筋力,精神的健康の向上を目指す.

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