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2025/5/5 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)
| [全文] TITLE 登山前の急性ビートジュース摂取が登山者の下肢等速性・等尺性筋力,有酸素性パワー,および筋肉痛に与える影響 |
登山 ビートジュースを登山前に摂取することで,下肢の筋力,パワー,持久力が向上し,筋肉痛の軽減につながる可能性がある.
設計 27名の経験豊富な登山者(男性14名,女性13名)を3群に無作為に分け,登山2.5時間前にビートジュース(硝酸塩400mg),プラセボ,または水を70mL摂取させ,標高3720mでの登山中および下山後72時間までの下肢筋力,有酸素性パワー,筋肉痛などを評価した.
主要知見1:ビートジュース摂取群では,下山後24時間時点での腓腹筋の遅発性筋肉痛(DOMS)が対照群と比較して有意に減少した(p = 0.003, pEta2 = 0.204).大腿四頭筋とハムストリングスでは有意な変化はなかった.
主要知見2:ビートジュース摂取群は,プラセボ群と比較して,等速性筋力(屈筋60°/sピークトルク,p=0.019),等尺性筋力(伸筋最大随意等尺性収縮MVICext60°,p=0.001),水平跳び(HJ,p=0.037),筋力発揮速度(RFDflx60°/s,p=0.046)など,下肢の筋力・パワー指標が有意に改善した.
主要知見3:ビートジュース摂取群では,推定VO2max(プラセボ群と比較してポストテストで有意に改善,p = 0.016),握力(HGS,プラセボ群と比較してポストテストで有意に改善,p = 0.004),柔軟性(対照群と比較してポストテストで有意に改善,p = 0.003)が有意に向上した.
実践 登山前2.5時間を目安に、硝酸塩を400mg含むビートジュース(約70ml)を摂取し、下肢の筋力・持久力向上と下山後の腓腹筋の筋肉痛軽減を試みる.
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| [全文] TITLE グルコース単独摂取とグルコース-フルクトース複合摂取が酸化率に与える影響の比較:システマティックレビューとメタアナリシス |
登山 登山中のエネルギー補給において,グルコースとフルクトースを組み合わせた糖質摂取は,単独のグルコース摂取よりも効率的なエネルギー利用を促し,持久力向上に寄与する可能性がある.
設計 本システマティックレビューとメタアナリシスは,14のランダム化比較試験(持久系アスリート125名)を統合し,運動中のグルコース単独摂取とグルコース-フルクトース複合摂取が様々な酸化率に与える影響を比較した.
グルコース-フルクトース(Glu-Fru)複合摂取は,グルコース(Glu)単独摂取と比較して,総炭水化物酸化を有意に増加させた(WMD: 0.21 g/min,P < 0.05).
Glu-Fru複合摂取は,Glu単独摂取と比較して,外因性炭水化物酸化(摂取した糖質由来のエネルギー利用)を有意に増加させた(WMD: 0.27 g/min,P < 0.05).
Glu-Fru複合摂取は,Glu単独摂取と比較して,内因性炭水化物酸化(体内に蓄えられた糖質由来のエネルギー利用)を有意に減少させた(WMD: −0.12,P < 0.05).
実践 登山中の行動食やドリンクとして,グルコースだけでなくフルクトースも含む糖質(例:スポーツドリンク,エナジージェル,果物など)を積極的に摂取することを検討する.
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| [全文] TITLE 閉経後骨粗鬆症女性におけるデノスマブ治療による骨密度変化をふくらはぎ周囲長が予測する |
登山 登山においては、骨の健康が重要であり、特に下肢の筋肉量(ふくらはぎ周囲長)は骨密度と関連し、骨折リスク低減に寄与する可能性がある.
設計 骨折リスクの高い閉経後女性130名を対象に、デノスマブ(60mgを6ヶ月ごとに皮下投与)を平均43ヶ月間投与し、ふくらはぎ周囲長,握力,骨密度(DXA)の変化を後方視的に分析した.
主要知見1:ふくらはぎ周囲長(CC)は、腰椎(r = 0.262, p = 0.034)および大腿骨頸部(r = 0.359, p = 0.004)のベースライン骨密度Tスコアと正の相関があった.
主要知見2:デノスマブ投与により、腰椎で+9.6%,大腿骨頸部で+7.3%の骨密度改善が認められた(pall < 0.05).
主要知見3:合併症、骨折リスク、治療期間で調整後も、ふくらはぎ周囲長(β = 1.76, SE = 0.82, p = 0.03)とベースライン大腿骨骨密度(β = − 94.19, SE = 26.09, p = 0.0009)が、大腿骨骨密度増加と独立して関連していた.
実践 登山者が明日からできるアクション1つ:ふくらはぎの筋肉を鍛える運動(例:カーフレイズ、階段昇降)を日常に取り入れ、下肢の筋肉量を維持・向上させる.
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