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2025/5/30 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [全文] TITLE 高齢女性における年齢に関連する機能的結果に基づいたブロック筋力トレーニング |
登山 高齢期においても,筋力,パワー,筋持久力を段階的に鍛えるブロック筋力トレーニングは,登山に必要な全身の機能的パフォーマンスを向上させ,安全で快適な登山活動の継続に寄与する.
設計 地域在住の高齢女性82名(平均70.17 ± 6.04歳)を対象に,実験群は筋力,パワー,筋持久力を基盤とした異なる努力レベルの9週間のブロック筋力トレーニングを実施し,対照群は通常の身体活動を維持して機能的パフォーマンスの変化を比較した.
ブロック筋力トレーニング(BST)群は,対照群と比較して,絶対握力(AHS)が21.51kgから23.07kgへ7%有意に向上した(p < 0.01).
BST群は,Timed Up and Go(TUG)テストの時間が8.22秒から7.29秒へ11%有意に短縮し(p < 0.01),2分間ステップテスト(2MST)の回数が78.76ステップから97.18ステップへ23%有意に増加した(p < 0.01).
BST群は,5回椅子立ち上がりテスト(5-SST)の時間が12.68秒から9.43秒へ26%有意に短縮し(p < 0.01),6m歩行速度(6-WS)が1.16m/sから1.36m/sへ17%有意に改善した(p < 0.01).
実践 登山者が明日からできるアクション1つ
登山に必要な下肢筋力,バランス,全身持久力を向上させるため,週に2〜3回,スクワットや階段昇降,椅子立ち上がり運動などを,限界まで追い込まずに,少し余裕を残す程度の負荷で継続的に実施する.
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| [全文] TITLE 中国の高齢者における都市部と農村部の転倒リスク格差:機械学習に基づく予測モデルからの洞察 |
登山 高齢登山者にとって,転倒リスクは都市部と農村部で異なる要因に影響される可能性があり,自身の居住環境や身体機能に応じた個別的な転倒予防策が重要である.
設計 中国の高齢者5,876人を対象に,2015年と2018年のデータを用いて,機械学習アルゴリズムにより3年間の転倒リスクを予測するモデルを開発し,都市部と農村部の転倒リスク要因を比較した観察研究である.
主要知見1:3年間の転倒発生率は全体で22.4%であり,農村部で23.2%,都市部で20.9%と,農村部で有意に高かった(χ2 = 4.28,p < 0.05).
主要知見2:転倒の共通リスク要因は,性別,年齢,転倒歴,睡眠時間,ADLQスコア,記憶状態,椅子立ち上がりテスト時間であった.特に,女性,高齢,転倒歴がある,記憶力が低い,椅子立ち上がりテスト時間が長いほどリスクが高かった.
主要知見3:都市部と農村部で固有のリスク要因が異なり,農村部では未婚,糖尿病,心臓病,記憶関連薬の使用,築6〜20年の家屋居住が,都市部では肝臓病,関節炎,身体障害,抑うつ症状,握力低下,子どもとの関係不良,消化器系薬の使用がリスク要因であった.都市部では整頓された環境が保護因子であった.
実践 自身の居住環境(都市部か農村部か)や身体機能(特に椅子立ち上がりテストのパフォーマンスや握力)を考慮し,過去の転倒歴があれば特に注意して,バランスや下肢筋力を鍛える運動を日常に取り入れる.
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