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2025/5/21 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)
| [全文] TITLE 中国人高齢入院患者における睡眠の質が身体機能に与える影響の評価 |
登山 睡眠の質が身体機能(移動能力,筋力,バランス)に影響を与えるという知見は,登山におけるパフォーマンス維持や安全確保に重要である.
設計 本研究は,中国の高齢入院患者545名(60歳以上)を対象とした横断研究であり,2020年12月から2023年12月にかけて睡眠の質と身体機能の関連性を評価した.
睡眠の質が悪い(アテネ不眠尺度AIS-8スコアが6点以上)高齢患者は,良好な睡眠の患者と比較して,低歩行速度(調整済みオッズ比1.892,95%信頼区間1.037–3.453,p = 0.038),低握力(調整済みオッズ比1.810,95%信頼区間1.110–2.952,p = 0.017),およびバランス機能の低下(TUGT障害,調整済みオッズ比2.491,95%信頼区間1.496–4.147,p < 0.001)を示す可能性が有意に高かった.
睡眠の質の構成要素では,特に「睡眠維持の悪さ」と「日中の機能障害」が,移動能力(SPPBスコア,歩行速度)および握力の低下と関連していた.また,全ての睡眠の質構成要素(入眠,睡眠維持,睡眠時間,睡眠の質,日中の機能障害)がバランス機能の低下(TUGT障害)と関連していた.
年齢層別では,75歳以上の高齢者においてのみ,睡眠の質の悪さが低握力およびバランス機能の低下と有意に関連していた.性別では,女性においてのみ,睡眠の質の悪さがバランス機能の低下と有意に関連していた.
実践 登山者は,日中の適度な運動を継続し,就寝前のカフェイン摂取を控える,寝室を暗く静かに保つなど,基本的な睡眠衛生を実践することで,睡眠の質を向上させ,登山に必要な身体機能の維持に努めることができる.
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