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2025/4/4 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[全文] TITLE サルコペニアの高齢女性における「あおもり体操」による身体機能向上:青森県での前向き観察、ネスト型ケースコントロール研究

登山 低負荷で継続しやすい全身運動は、高齢登山者の身体機能維持・向上に役立ち、特にサルコペニアによる筋力低下を改善し、安全な登山活動を支える可能性がある.

設計 本研究は、24名の高齢女性(平均年齢82.5歳)を対象に、3ヶ月間毎日「あおもり体操」(全身13種類の動きと9つのチャレンジを含む2.5分間の運動)を実施させ、身体機能の変化を評価した前向き観察研究である.

主要知見1:ベースラインにおいて、サルコペニア群は非サルコペニア群と比較して、SPPBスコア(p < .05)、握力(p < .01)、5回椅子立ち上がりテスト(FTSST)(p < .001)、長座位体前屈(p < .001)、片足立ちテスト(p < .05)、10m歩行テスト(p < .001)の全てで有意に低い身体機能を示した.

主要知見2:3ヶ月間の「あおもり体操」の実施後、サルコペニア群の身体機能は顕著に改善し、SPPBスコアにおいて期間とサルコペニアの間に有意な交互作用が観察され(β = .93, SE = .43, p < .05)、3ヶ月後には非サルコペニア群との間で全ての身体機能指標において有意差が認められなくなった.

主要知見3:施設入居者(サルコペニア群が多かった)は地域在住者よりも運動の遵守率が高く、これは青森県の厳しい冬の気候が地域在住者の運動継続を妨げた可能性が示唆された.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ:天候に左右されず自宅でできる、全身の筋肉と関節を動かす低負荷の体操(例:ラジオ体操、本研究の「あおもり体操」のような全身運動)を毎日短時間でも継続的に行う.

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