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2025/4/3 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 運動トレーニングは中年成人において寿命関連トリプトファン代謝産物3-ヒドロキシアントラニル酸レベルを回復させる

登山 長期的な運動習慣は、加齢に伴う身体機能の低下を抑制し、登山活動を長く続けるための健康寿命の延伸に寄与する可能性がある.

設計 84名の若年〜中年成人を対象とした横断研究で年齢と3-HAAの関連を調査後、34名の中年成人を対象に、26週間の持久性運動トレーニング(漸増強度群INC: n=17、中強度連続群CON: n=17)が3-HAAレベルに与える影響を比較した.

若年成人(20-29歳)は中年成人(30-60歳)と比較して血清3-HAAレベルが約2倍高く、3-HAAレベルは年齢と負の相関(r = −0.493; p < 0.001)を示した.

26週間の持久性運動トレーニングにより、漸増強度群(INC)ではベースラインから3-HAAレベルが134%(p < 0.001)増加し、中強度連続群(CON)では85%(p < 0.001)増加した.

運動による3-HAAレベルの増加は、炎症マーカー(IL-6, IL-10, ネオプテリン)の変化とは関連せず、運動強度の違いによる有意な差も認められなかった.

実践 週に複数回、ウォーキングやジョギングなどの持久性運動を継続的に行い、加齢に伴う身体機能の低下を予防する.

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[全文] TITLE 高齢者における力の安定性と機能性の関係:メタアナリシスを伴うシステマティックレビュー

登山 高齢登山者にとって,上肢と下肢の力の安定性を維持・向上させることは,不安定な足場でのバランス保持や荷物の操作といった登山中の機能性を高め,安全な行動に繋がる可能性がある.

設計 2024年2月までのMEDLINE,Ovid,CINAHL,Scopus,Web of Scienceのデータベースを検索し,健常および不健康な高齢者を対象とした観察研究または縦断研究から21件の論文を特定し,そのうち15件のデータを用いてメタアナリシスを実施した.

上肢において,力の安定性(FS)とタスク遂行能力(機能性)の間には中程度の統計的に有意な正の相関関係が認められた(r = 0.58,95% CI [0.49–0.65],p < 0.01).

下肢においても,FSとタスク遂行能力(機能性)の間には中程度の統計的に有意な正の相関関係が認められた(r = 0.45,95% CI [0.27–0.58],p < 0.01).

本研究に含まれた21件の研究のうち13件で中程度から高いバイアスリスクが認められ,上肢に関する研究では出版バイアスの証拠も示されたが,感度分析では主要な知見の頑健性が確認された.

実践 日常生活で,コップを一定の高さで持ち続ける,片足立ちでバランスを保つなど,低負荷で一定の力を維持する運動を意識的に取り入れ,上肢と下肢の力の安定性を高めるトレーニングを行う.

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