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2025/4/28 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [全文] TITLE 高所におけるバクテリアセラピーによる酸素飽和度と順応の改善 |
登山 特定のプロバイオティクス摂取が高所での酸素飽和度を高め,急性高山病の症状を軽減することで,登山者の高所順応を助ける可能性がある.
設計 海抜居住者17名を対象に,無作為化二重盲検プラセボ対照研究を実施し,9名が多菌株プロバイオティクスを,8名がプラセボを摂取しながら,高度3,800mに最大4日間滞在した.
プロバイオティクス群はプラセボ群と比較して,高所での昼間の酸素飽和度(SpO2)が平均3.6%高く(プロバイオティクス群90.2 ± 2.8% vs プラセボ群86.7 ± 4.4%,p < 0.0001),夜間のSpO2も平均5.1%高かった(プロバイオティクス群81.9 ± 4.1% vs プラセボ群76.9 ± 6.6%,p = 0.011).
プロバイオティクス群はプラセボ群と比較して,高所滞在1日目と2日目の急性高山病(AMS)スコアが低かった(プロバイオティクス群2.3 ± 1.8 vs プラセボ群4.9 ± 2.4,p = 0.0026).
プロバイオティクス群はプラセボ群と比較して,高所での低酸素時換気量(V̇i)が高く(プロバイオティクス群0.276 ± 0.047 L/min/kg vs プラセボ群0.207 ± 0.070 L/min/kg,p = 0.012),低酸素・高炭酸ガス同時刺激時の換気応答(hypercapnic HVR)も有意に高かった(プロバイオティクス群0.020 ± 0.008 ΔV̇i/ΔSpO2/kg vs プラセボ群0.012 ± 0.009 ΔV̇i/ΔSpO2/kg,p = 0.036).
実践 高所登山を計画する際,多菌株プロバイオティクス(本研究で使用されたものと同様の8菌株ブレンド)の摂取を検討し,高所到着後から滞在中,食事後に継続して摂取する.
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| [要旨] TITLE ランニング中の消化器負荷プロトコルに対する摂食耐性:横断的探索 |
登山 登山中の消化器症状の有無や性別によって、行動食の摂取耐性やエネルギー利用に違いがあるため、個々の特性に合わせた栄養戦略が重要となる.
設計 持久系アスリート53名(男性43名,女性10名)を対象に,2時間のランニング(60% VO2max)中に90g/hの炭水化物を摂取し,その後1時間の自己ペース距離テストを行う消化器負荷プロトコルを実施した.
主要知見1: 運動中の消化器症状(Ex-GIS)の既往があるアスリートは,症状がないアスリートと比較して,運動中の食物への関心と食欲が有意に低かった(p < 0.05).
主要知見2: 女性アスリートは,運動中の血糖値が有意に高く(p = 0.037),運動直後も有意に高く(p = 0.003),全身の脂肪酸化率が有意に低かった(p = 0.009).
実践 自身の消化器症状の傾向や性別を考慮し,登山中に試す行動食の種類や摂取量を事前に練習で確認し,最適な栄養戦略を見つける.
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