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2025/4/2 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)

[全文] TITLE 5回立ち座りテストは運動負荷心エコー検査中の達成可能な運動強度を予測する

登山 簡便な5回立ち座りテストは、登山における身体能力や運動パフォーマンスを予測する指標として活用できる可能性がある.

設計 運動負荷心エコー検査を受ける患者94名を対象に、5回立ち座りテスト(5-STS)を含む身体能力指標と運動負荷心エコー検査中の最大達成負荷との関連を、導出コホート(n=43)と検証コホート(n=51)を用いて評価した横断研究である.

主要知見1:5-STSの時間が11.7秒(導出コホート)または12.0秒(検証コホート)以上であると、25W以上の運動負荷を達成できない可能性が高いことが示された(導出コホート:感度91%,特異度70%,AUC=0.888, P < 0.001;検証コホート:感度98%,特異度88%,AUC=0.926, P < 0.001).

主要知見2:多変量解析の結果、年齢や性別に関わらず、5-STSの時間が長いこと、SARC-Fスコアが高いこと、および脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)レベルが高いことが、最大達成負荷が低いことの独立した予測因子であった.

主要知見3:5-STSのカットオフ値(12秒)に基づいて運動負荷設定を最適化した患者群は、最適化しなかった群と比較して、有意に高いピーク心拍数(111 ± 22 bpm vs. 94 ± 21 bpm, P = 0.009)と最大負荷(50.0 (25.0–75.0) W vs. 40.0 (30.0–47.5) W, P = 0.030)を達成した.

実践 自宅で椅子を使って5回立ち座りテストを行い、その時間を計測して自身の脚力や全身持久力の目安として活用し、登山計画やトレーニングの参考にしよう.

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[要旨] TITLE 経カテーテル大動脈弁置換術後の在宅リハビリテーション:パイロット無作為化比較試験

登山 高齢者でも、バランス,柔軟性,筋力,持久力を高める運動を継続することで、身体機能が向上し、転倒などの傷害予防に繋がる可能性がある.

設計 経カテーテル大動脈弁置換術を受けた平均83.9歳の患者51名を対象に、在宅運動プログラム(認知行動介入あり・なし)または電話教育の3群に無作為に割り付け、退院後7日以内から8週間介入した.

主要知見1: 8週間後、在宅運動プログラム群(認知行動介入あり・なしを統合)は、電話教育群と比較して障害スコアが有意に低く(平均2.6 vs. 4.5),身体機能(SPPBスコア)が有意に高かった(平均9.5 vs. 6.5).

主要知見2: 認知行動介入ありの運動群は、認知行動介入なしの運動群よりも障害スコアが低かった(平均2.1 vs. 3.4).

実践 登山者が明日からできるアクション1つ: 登山に必要なバランス,柔軟性,筋力,持久力を高めるための簡単な運動を、自宅で毎日少しずつ継続して行なう.

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[全文] TITLE 大腿四頭筋の筋力と高齢者の時間的準備:ベータ振動の媒介的役割

登山 高齢登山者にとって、下肢筋力の維持は、不確実な状況下での素早い判断と反応を支え、転倒リスクを減らす上で重要である.

設計 高齢者40名(高筋力群20名、低筋力群20名)を対象に、大腿四頭筋の筋力、機能的移動能力(TUGテスト)、および下肢反応を伴う選択反応時間課題中の脳波(EEG)を評価する横断研究デザインであった.

高筋力群は低筋力群よりも、TUGテストで有意に速いタイムを示した(高筋力群: 6.07 ± 1.14秒 vs. 低筋力群: 6.79 ± 0.88秒, p = 0.031).

高筋力群は低筋力群よりも、認知課題(下肢反応時間)において有意に速い反応時間を示した(高筋力群: 462.97 ± 51.06 ms vs. 低筋力群: 525.86 ± 73.69 ms, p = 0.002).

長い準備期間(1500ms)の課題において、下肢筋力と反応時間の関係は、脳のベータ波パワーの変調によって媒介されていた(b = −24.21; 95% CI = [−53.51, −0.24]).これは、高筋力群がより強いベータ波の変調を示し、それが素早い反応に繋がったことを示唆する.

実践 日常的にスクワットや階段昇降など、大腿四頭筋を鍛える運動を取り入れ、下肢筋力の維持・向上に努める.

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