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2025/3/6 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)

[要旨] TITLE 10分間のダイナミックストレッチ、振動ローリング、クライミング特異的ウォームアップがロッククライマーの運動パフォーマンスに与える効果の比較

登山 登山における上肢の柔軟性や筋力、安定性の向上には、適切なウォームアップが有効である.

設計 22名のレクリエーションロッククライマーを対象に、ダイナミックストレッチ、振動ローリング、クライミング特異的ウォームアップの3つのウォームアップ方法(各10分間)をランダム化クロスオーバーデザインで比較した.

全てのウォームアップ方法が肩の屈曲,内旋,外旋の可動域,オーバーヘッドの柔軟性,および動的安定性を有意に向上させた(p < 0.05).特に,振動ローリングは肩の屈曲柔軟性と外旋の向上において他の2つの方法よりも効果的であった.

全てのウォームアップが肘屈筋と肩伸筋の最大筋力を増加させたが,指屈筋には効果がなかった.クライミング特異的ウォームアップは,肩外旋筋の最大筋力向上においてダイナミックストレッチよりも優れていた(p = 0.04).

実践 登山前に10分間,肩や体幹のダイナミックストレッチや振動ローラーを用いたウォームアップを取り入れ,特に肩の柔軟性や安定性を高める.

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[要旨] TITLE 高所の逆境:心血管疾患を持つ人々にとって中高所への旅行は安全か?

登山 心血管疾患を持つ登山者は,中高所への登山において急性心臓イベントのリスクが高まる可能性があるため,事前の準備と注意が必要である.

設計 低地住民7名が中高所旅行中に急性心臓救急で受診した症例を分析し,急性低酸素が心血管生理に与える影響に関する生理学をレビューした.

急性低酸素曝露(中高所への旅行)後には,急性心臓イベントのリスクが増加する.

低酸素環境が高所曝露による有害事象のリスクを増加させるメカニズムが示唆された.

実践 心血管疾患の既往がある登山者は,中高所への登山前に必ず医師に相談し,自身の健康状態とリスクを評価してもらう.

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[全文] TITLE 高齢サルコペニア肥満に対するトレーニング様式:システマティックレビューとネットワークメタアナリシス

登山 高齢登山者が筋力や身体能力を維持・向上させるためには、複数の運動要素を組み合わせたトレーニングが特に有効である.

設計 14件のランダム化比較試験(合計955名の高齢サルコペニア肥満患者)を対象に、有酸素トレーニング(AT)、レジスタンストレーニング(RT)、複合トレーニング(CT:RTとATの組み合わせ)、多要素トレーニング(MCT:筋力,有酸素,バランス,柔軟性の中から3つ以上を組み合わせたもの)が身体組成、筋力、身体能力に与える影響を比較した.

身体脂肪率(BFP)は、MCT(平均差MD = -6.37,95% CI: -8.67,-4.07)、CT(MD = -2.08,95% CI: -4.00,-0.16)、RT(MD = -1.85,95% CI: -3.25,-0.44)で対照群より有意に減少し、MCTがCTおよびRTよりも優れていた.除脂肪量(FFM)はMCTのみがMD = 5.21(95% CI: 1.51,8.91)有意に改善した.

握力(HGS)はMCT(標準平均差SMD = 0.87,95% CI: 0.19,1.55)とRT(SMD = 0.84,95% CI: 0.43,1.25)で対照群より有意に改善し、RTが最も効果的であった.30秒椅子立ち上がりテストもRTが最も効果的であったが、MCTも有意な改善を示した.

歩行速度はMCT(MD = 0.35,95% CI: 0.30,0.41)とCT(MD = 0.14,95% CI: 0.06,0.21)で対照群より有意に向上し、MCTがCTよりも優れていた.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ: 筋力トレーニング(スクワット、腕立て伏せなど)、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)、バランス運動(片足立ち)、柔軟運動(ストレッチ)を組み合わせた多要素トレーニングを週に数回、定期的に実施する.

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