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2025/3/30 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[全文] TITLE 高齢者の身体的フレイル症候群スクリーニングにおけるTinettiパフォーマンス指向型移動性評価ツールの横断的評価

登山 高齢登山者が安全に活動を続けるためには、バランス、筋力、身体活動レベルといった身体機能の定期的な自己評価と維持が、フレイル(虚弱)による転倒や機能低下のリスクを早期に発見し、予防するために極めて重要である.

設計 本研究は、テヘラン在住の地域在住高齢者161名(男性91名,女性70名)を対象に、身体的フレイル症候群と身体機能フィットネス(PFF)テストの関連性を横断的に評価した.

主要知見1:フレイル高齢者は、Tinettiバランス、歩行、総合スコア、身体活動レベル(PAL)、平均握力(MGS)、30秒アームカール(30s-AC)、30秒椅子立ち上がり(30s-CS)、片足立ちバランス(SSB)、背中体前屈(BST)の各PFFテストにおいて、非フレイル/プレフレイル高齢者よりも有意に低いスコアを示した(全てp < 0.001).

主要知見2:ロジスティック回帰分析の結果、Tinettiバランス(調整済みオッズ比OR = 0.803, 95% CI: 0.726–0.888, p = 0.002)、歩行(OR = 0.748, 95% CI: 0.656–0.853, p = 0.001)、MGS(OR = 0.878, 95% CI: 0.835–0.921, p = 0.001)、30s-AC(OR = 0.756, 95% CI: 0.656–0.871, p < 0.001)、30s-CS(OR = 0.802, 95% CI: 0.728–0.884, p < 0.001)、SSB(OR = 0.905, 95% CI: 0.865–0.947, p < 0.001)、PAL(OR = 0.998, 95% CI: 0.997–0.999, p = 0.001)は、身体的フレイル症候群に対する有意な保護因子であることが示された.

主要知見3:ROC曲線分析により、身体的フレイル症候群を予測する最適なカットオフ値が示され、PAL(≤ 440.50 kcal/週, AUC = 0.847 [95% CI: 0.787–0.907])とMGS(≤ 26.80 kg, AUC = 0.808 [95% CI: 0.741–0.874])が最も高い予測精度を示した.Tinetti総合スコアも高い予測性能を示した(≤ 19.5点, AUC = 0.779 [95% CI: 0.708–0.850]).

実践 自宅で椅子を使った立ち上がり運動(30秒間にできるだけ多く立ち座りする)や、片足立ちバランス(非支持脚の足裏を支持脚の膝の内側につけて、両手を腰に当てて片足で立つ)を毎日数回行い、バランス能力と下肢筋力の維持・向上に努める.

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