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2025/3/24 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)
| [全文] TITLE 慢性腰痛のある高齢患者におけるサルコペニア評価のためのウエスト-ふくらはぎ周囲長比の評価:後向き観察研究 |
登山 腹部肥満と下肢筋量のバランスを示すウエスト-ふくらはぎ周囲長比が高い高齢者は、筋力低下や身体能力の低下を伴う重度サルコペニアのリスクが高く、登山中の転倒やパフォーマンス低下に繋がりうるため、簡易的な指標として自身の体型を把握することが重要である.
設計 慢性腰痛のある65歳以上の外来患者592人を対象に、2022年1月から12月までの医療記録を用いた後向き観察研究を実施した.
重度サルコペニアの有病率はウエスト-ふくらはぎ周囲長比(WCR)の四分位が高くなるにつれて有意に増加した(Q1=7.9%,Q2=8.6%,Q3=14.8%,Q4=16.9%,P=0.006).
高いWCRは、低い握力と低い身体能力(SPPBスコア)と有意に関連していたが、低い筋肉量(SMI)とは関連していなかった.
多変量解析の結果、高齢、女性、低いBMI、転倒歴、そして高いWCR(Q3とQ4)が重度サルコペニアと有意に関連していた.
実践 自身のウエストとふくらはぎの周囲長を測定し、ウエスト-ふくらはぎ周囲長比が高い場合は、下肢の筋力トレーニングやバランス運動を取り入れ、身体能力の維持・向上に努める.
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| [全文] TITLE 高齢者における全身振動療法の効果に関するスコーピングレビュー |
登山 全身振動療法は高齢者の筋力,バランス,機能性を改善し,サルコペニアや変形性関節症の予防・改善に寄与する可能性があり,これにより登山に必要な身体能力の維持や転倒リスクの低減に間接的に役立つかもしれない.
設計 本スコーピングレビューは,2008年1月から2024年11月までに発表された英語の査読済み論文467件から37件を最終的に含み,50歳以上の高齢者における全身振動療法(WBV)の心血管血行動態,神経筋安定性,サルコペニアへの影響を評価した.
主要知見1:サルコペニアに関しては,WBV療法は筋力(握力,膝・股関節伸筋,等尺性大腿四頭筋活動,最大下肢伸展・体幹屈曲),パフォーマンス,機能性(タイムアップアンドゴーテスト,10分間歩行,5回立ち座りテストなど)を有意に改善したと報告された.例えば,ある研究では膝伸展筋力と下肢運動機能(ジャンプ高,立ち上がり,歩行テスト)に有意な影響があった.
主要知見2:変形性関節症(特に膝OA)の高齢者では,WBV療法により筋力,固有受容,機能的能力が有意に改善し,痛み,こわばり,機能的制限が軽減される可能性が示された.
主要知見3:心血管系については,皮膚血流量の増加(最大で約57%の増加,25Hzの振動で)や内皮細胞機能マーカーの改善が報告されたが,動脈硬化度や血圧への影響は一貫性がなく,血圧低下には有意な効果は認められなかった.バランスに関しては相反する結果が報告されており,一部の研究では改善が見られたものの,他の研究では有意な改善は認められなかった.
実践 全身振動療法は専門的な機器が必要なため,自宅で手軽にできるアクションとしては,バランス能力を維持・向上させるために,片足立ちや不安定な場所での立ち方練習を日常生活に取り入れることを検討する.
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