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2025/3/21 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[全文] TITLE 持久系アスリートのためのタンパク質栄養:回復とトレーニング適応促進に焦点を当てた代謝的考察

登山 登山は持久系運動であり,筋肉の回復,適応,疲労軽減が重要であるため,本研究のタンパク質摂取に関する知見は登山者のパフォーマンス向上と傷害予防に役立つ.

設計 過去10年間の持久系アスリートのタンパク質摂取に関する代謝研究(主に訓練されたサイクリストやトライアスリートを対象とした急性期の研究)のエビデンスをまとめたナラティブレビューである.

主要知見1:持久系アスリートの1日のタンパク質必要量は約1.8 g/kgBM/日と示唆され,IAAO法を用いた研究ではトレーニング日に1.83 g/kgBM/日,低炭水化物条件下で1.95 g/kgBM/日,受動的回復日には2.0 g/kgBM/日を超える可能性がある.

主要知見2:持久系運動後の筋原線維性筋タンパク質合成(MPS)を最大化するには体重1kgあたり約0.49 g(95%信頼区間0.26–0.72)のタンパク質摂取が効果的である.ミトコンドリアMPSの最大刺激には,より高用量(30〜45g以上)のタンパク質が必要となる可能性が示唆されている.

主要知見3:炭水化物摂取が最適でない場合(例:0.8 g/kgBM/時),炭水化物とタンパク質の同時摂取は筋グリコーゲン再合成を促進する.また,集中トレーニング期間中にタンパク質摂取量を最大3 g/kgBM/日に増やすと,持久力パフォーマンスの維持,筋肉痛の軽減,ストレスの心理的症状の改善が見られた.

実践 日々のタンパク質摂取量を体重1kgあたり1.8g以上を目安とし,特に運動後や炭水化物摂取が不足しがちな状況では,意識的にタンパク質を摂取する.

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