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2025/3/12 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[要旨] TITLE ケトン体補給:高所運動パフォーマンスを向上させる新たな戦略か?

登山 ケトン体補給は,高所での運動パフォーマンス向上や低酸素ストレス軽減に寄与する可能性を秘めている.

設計 この論文は,高所運動パフォーマンスに対するケトン体補給の可能性をレビューした総説論文であり,特定の対象者や介入,期間を伴う研究ではない.

主要知見1: 高所環境ではグルコース代謝が増加し脂肪酸化が抑制されるが,ケトン体は代替燃料としてグルコース利用を節約し,ミトコンドリア効率を高めて酸素消費量を削減する可能性がある.

主要知見2: ケトン体は,高所での運動によって引き起こされる低酸素誘導性の酸化ストレスや炎症を軽減し,脳機能や認知機能にも良い影響を与える可能性が示唆されている.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ: 現時点では研究が限定的で最適なプロトコルも不明なため,ケトン体補給を試す前に専門家と相談し,自身の体調や反応を慎重に観察する.

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[全文] TITLE 高齢者における一般的に使用される神経筋,形態学的,および機能的測定の再テスト信頼性の検討

登山 高齢者の登山能力評価やトレーニング効果の検証において,多くの筋力・機能テストは1ヶ月程度の期間を置いても信頼性が高く,客観的な指標として活用できる.

設計 中高年(40–55歳)および高齢者(60歳以上)計43名を対象に,4週間の間隔を置いて神経筋,形態学的,機能的測定の再テスト信頼性を評価した.

主要知見1:動的および等尺性筋力測定は「優れている」信頼性を示した(級内相関係数ICC = 0.96–0.99,変動係数CV = 2.2%–7%).

主要知見2:超音波による筋肉サイズと質(ICC = 0.88–0.98,CV = 3.3%–8.7%),機能的パフォーマンス(ICC = 0.78–0.92,CV = 4.2%–6.8%),およびピークパワー(ICC = 0.76–0.98,CV = 6.6%–12.8%)は「良好から優れている」信頼性を示した.

主要知見3:表面筋電図(sEMG)測定は「良好な」相対的信頼性(ICC = 0.85–0.86)を示したが,絶対誤差は大きかった(CV = 14.3%–19.8%).また,1RMの80–90%でのピークパワー測定も絶対誤差が大きかった(CV = 14.4%–18.3%).

実践 登山に向けた筋力トレーニングの効果を客観的に評価する際は,最大筋力(例:スクワットやレッグプレスの1RM)や,椅子立ち上がりテスト,歩行速度,階段昇降時間などの機能的パフォーマンスを定期的に測定し,その変化を記録する.

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