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2025/11/9 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[全文] TITLE サルコペニアにおける筋力,筋肉量,身体機能に対する運動およびタンパク質ベースの介入の比較有効性:系統的レビューとネットワークメタアナリシス.

登山 加齢による筋力,筋肉量,身体機能の低下(サルコペニア)は登山パフォーマンスや安全に影響するため,レジスタンス・バランス複合運動とタンパク質・アミノ酸摂取の組み合わせが,その予防・改善に最も効果的である.

設計 96件の研究,合計7,596名のサルコペニア患者を対象に,様々な運動(レジスタンス,有酸素,バランス,複合)やタンパク質ベースの栄養補助食品,またはそれらの組み合わせの有効性を比較する系統的レビューとネットワークメタアナリシスを実施した.

高確実性のエビデンスにより,レジスタンス・バランス複合トレーニングとタンパク質ベースの栄養補助食品の組み合わせ(RBT + Nu)が,握力(MD = 5.45 kg,95% CI: 3.58–7.33),歩行速度(MD = 0.20 m/s,95% CI: 0.11 to 0.29),SPPB(MD = 3.59 points,95% CI: 1.91–5.27),骨格筋指数(SMI)(MD = 0.95 kg/m²,95% CI: 0.16–1.74)の改善に最も効果的であった.特に歩行速度とSPPBの改善は臨床的に意義のある最小差(MID)を超えていた.

レジスタンス・バランス複合トレーニング(RBT)は,TUGテスト(MD = −2.29 s,95% CI: −3.16 to −1.41)の改善に最も効果的であった.また,レジスタンス運動と栄養補助食品の組み合わせ(RT + Nu)は,膝伸展筋力(SMD = 0.98,95% CI: 0.63–1.33)と四肢骨格筋量(ASMI)(MD = 0.33 kg/m²,95% CI: 0.27–0.38)の改善に最も効果的であった.

サブグループ解析では,運動にタンパク質とアミノ酸の補給を組み合わせることで,タンパク質単独の補給よりも握力,歩行速度,SPPB,ASMIの改善において,より大きな効果が得られる可能性が示された.シミュレートされた運動(EMS,WBV)や栄養補助食品単独は,自発的運動が困難な場合の代替手段として高い遵守率を示したが,効果は限定的であった.

実践 登山者が明日からできるアクション1つ

登山に必要な筋力,バランス,持久力の維持・向上のため,レジスタンス運動(スクワット,ランジなど)とバランス運動(片足立ちなど)を組み合わせた複合トレーニングを週に2〜3回行い,さらに毎食で十分なタンパク質(肉,魚,卵,大豆製品など)を摂取し,必要に応じてアミノ酸サプリメントも活用する.

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