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2025/11/8 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)
| [全文] TITLE サルコペニアと認知機能の因果関係:双方向メンデルランダム化研究 |
登山 握力,筋肉量,特に歩行速度といった身体能力の維持・向上は,登山中の安全な行動判断やパフォーマンスに不可欠な認知機能の維持に役立つ可能性がある.
設計 ヨーロッパ系住民を対象とした双方向2サンプルメンデルランダム化研究であり,サルコペニア関連形質(右手握力約46万人,全身除脂肪量約45万人,歩行速度約46万人)と認知機能(発見コホート約25万人,検証コホート約2万人)の遺伝的データを解析した.
遺伝的に予測される右手握力(オッズ比[OR] = 1.112,95%信頼区間[CI]: 1.032–1.198,P = .005),全身および部位別(腕,脚)の除脂肪量,そして歩行速度(OR = 1.414,95%CI: 1.172–1.705,P < .001)は,認知機能の向上と有意な正の因果関係を示した.
特に歩行速度は,認知機能の向上と最も強い因果関係を示した(OR = 1.414,P < .001).
逆方向の分析では,認知機能が歩行速度の向上と有意な因果関係を示したが(OR = 1.067,95%CI: 1.046–1.088,P < .001),握力や筋肉量には有意な因果関係は認められなかった.
実践 普段のウォーキングや登山において,意識的に少し速いペースで歩くことを習慣にすることで,身体能力と認知機能の両方を高めることを目指しましょう.
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