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2025/11/28 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(5件)

[全文] TITLE 複合トレーニングが青年期長距離走者の下肢筋力とランニングエコノミーに与える影響.

登山 複合トレーニングは、登山における下肢筋力と持久力の効率を高め、疲労軽減に繋がる可能性がある.

設計 32名の青年期男性長距離走者(16.75±0.68歳)を複合トレーニング群(CT群,n=16)と伝統的レジスタンストレーニング群(RT群,n=16)に無作為に割り当て,8週間,週3回,通常の持久力トレーニングに加えて介入を実施した.

CT群はRT群と比較して,全ての速度(12,14,16 km/h)でランニングエコノミーが有意に大きく改善した(いずれもp < 0.001,効果量η2 = 0.395~0.547).

CT群はRT群と比較して,カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)ピークパワー(p = 0.010),ドロップジャンプ(DJ)パフォーマンス(p = 0.017),リアクティブストレングス指数(RSI)(p < 0.001)において有意に優れた改善を示した.

CT群はRT群と比較して,サブ最大速度(14 km/h)での血中乳酸濃度が有意に大きく減少した(p = 0.002,効果量η2 = 0.308).両群ともに1RMスクワット筋力,CMJ,スクワットジャンプ(SJ)は有意に改善した(いずれもp < 0.001).

実践 重い負荷のレジスタンストレーニング(例:スクワット)とプライオメトリックエクササイズ(例:ボックスジャンプやドロップジャンプ)を組み合わせた複合トレーニングを,週に2~3回,通常の登山トレーニングに加えて取り入れる.

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[要旨] TITLE トレッドミルを用いた段階的運動負荷試験を受けた馬における2つのDMAX法による最大乳酸定常状態の予測

登山 乳酸閾値は持久力の重要な指標であり,その正確な評価は登山トレーニングの最適化に役立つ可能性がある.

設計 10頭の馬を対象に,トレッドミルでの段階的運動負荷試験と30分間の連続走行を行い,2つのDMAX法で乳酸閾値を推定し,最大乳酸定常状態(MLSS)と比較した.

MLSS時の平均速度は5.42 ± 0.57 m/s,乳酸濃度は1.50 ± 0.36 mMであった.

従来のDMAX法で推定された速度は6.42 ± 0.71 m/s(乳酸濃度2.02 ± 0.66 mM),新しいDMAXC法では6.35 ± 0.66 m/s(乳酸濃度1.92 ± 0.65 mM)であり,両DMAX法はMLSSよりも高い速度と乳酸濃度を示した.

実践 自身の持久力レベルをより客観的に把握するため,専門機関での乳酸閾値測定を検討し,その結果をトレーニング計画に活かす.

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[全文] TITLE エリート若手クロスカントリースキーヤーにおける二重ポールエルゴメーターでの人工高所が有酸素・無酸素パフォーマンスに与える影響

登山 未順応の状態で高所へ行くと、同じ運動強度でも心拍数が上昇するため、高所での運動負荷管理には心拍数モニタリングが重要である.

設計 11名(男性8名,女性3名)の高度に訓練された若手クロスカントリースキーヤーを対象に、低地(500m)と人工高所(2000m)で、有酸素性作業閾値(AE)および無酸素性作業閾値(ANE)レベルの運動強度テストを二重ポールエルゴメーターで実施した.

人工高所(2000m)でのAEおよびANE負荷時の平均心拍数(HR)は、低地(500m)と比較して3〜5%高かった(p < 0.05).この差は統計的にも実質的にも有意であった.

AEおよびANE負荷時の平均乳酸濃度(LC)は、人工高所と低地の間で統計的にも実質的にも有意な差はなかった(p > 0.05).

高所での急性効果の評価には、乳酸濃度よりも心拍数モニタリングがより適切であり、乳酸濃度は検証目的でのみ使用することが確認された.

実践 高所登山では、体が高度に順応していない初期段階において、低地と同じペースや強度で行動すると心拍数が過度に上昇する可能性があるので、心拍計を活用して低地よりも心拍数を抑えたペースで行動を開始し、体調の変化に注意する.

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[全文] TITLE プレフレイルおよびフレイル高齢者におけるビデオ会議による筋力とバランス改善評価の妥当性と信頼性

登山 この研究は高齢者の筋力とバランスの遠隔評価の有効性を示しており,登山者が自宅で自身の身体能力を継続的にモニタリングし,改善に役立てる可能性を示唆している.

設計 65歳以上のプレフレイルまたはフレイル高齢者49名を対象に,12週間の自宅での運動トレーニング(運動群)または通常の活動(対照群)を行い,5回椅子立ち上がり,60秒椅子立ち上がり,片足立ちバランスをビデオ会議と対面で4週間ごとに4回評価した.

ベースライン時において,遠隔評価による椅子立ち上がりテスト(5xSTS, 60sSTS)は対面評価と良好から非常に良好な一致を示した(ICC [95% CI]:5xSTS 0.84 [0.74–0.91],60sSTS 0.82 [0.71–0.90]).

片足立ちバランステストの遠隔評価は対面評価と中程度から良好な一致を示した(ICC [95% CI]:右足 0.75 [0.59–0.85],左足 0.78 [0.64–0.87]).

運動群で身体機能が改善しても,遠隔評価と対面評価の一致度の信頼性は対照群と統計的に有意な差はなかったが,運動群では遠隔評価の方が対面評価よりパフォーマンスが良好であるという絶対的偏りが見られた(例:5xSTSで4週目に0.6 [0.1–1.0]秒速い,60sSTSで4週目に2.9 [1.3–4.6]回多い).

実践 自宅でスマートフォンやタブレットのビデオ通話機能を使って,5回椅子立ち上がりテストや片足立ちバランステストを定期的に行い,自身の筋力やバランス能力の変化を記録し,運動習慣のモチベーション維持に役立てる.

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[全文] TITLE 若年男子サッカー選手における「FUNBALL」プログラムが重症傷害に与える影響:クラスター無作為化比較試験の二次解析

登山 登山においても、特定の運動プログラムを継続的に実施することで、重症な怪我のリスクを大幅に減らせる可能性がある.

設計 コソボの55のサッカーチームに所属する若年男子サッカー選手1253名を対象に、介入群(FUNBALLプログラムを週2回以上実施)と対照群(通常のトレーニング)にクラスター無作為に割り付け、1サッカーシーズン(9ヶ月間)の重症傷害発生率を比較した.

主要知見1: 「FUNBALL」プログラムの実施により、重症傷害全体の発生率が対照群と比較して49%有意に減少した(発生率比 0.51; 95%信頼区間 0.28–0.91; P = 0.02).

主要知見2: 特にトレーニング中の重症傷害は63%減少した(発生率比 0.37; 95%信頼区間 0.15–0.87; P = 0.02).また、膝の重症傷害は62%,捻挫や靭帯損傷は67%,使いすぎ/成長関連傷害は85%減少する傾向が見られた.

主要知見3: 年齢層別では、U-17の選手において重症傷害が76%有意に減少した(発生率比 0.24; 95%信頼区間 0.06–0.82; P = 0.02).

実践 登山者が明日からできるアクション1つ: 登山前やトレーニングの一環として、バランス、体幹安定性、下肢の筋力(特に殿筋やハムストリングス)を強化する運動を週に2回以上、15〜20分程度取り入れる.

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