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2025/11/21 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)
| [要旨] TITLE 健康な若年成人における食事と握力および等尺性持久力の影響;横断研究 |
登山 握力と手の筋肉の持久力は、登山中の岩場でのホールドやストックの保持、重い荷物の運搬など、様々な場面で重要となるため、食事内容がこれらの能力に影響を与える可能性は、登山パフォーマンス維持の観点から示唆に富む.
設計 健康な若年成人80名(菜食主義者40名、非菜食主義者40名)を対象に、食事内容と握力・手の筋肉の等尺性持久力の関連を調査した横断研究である.
非菜食主義者グループは菜食主義者グループと比較して、有意に高い握力(非菜食主義者: 30.18 ± 6.15 kg vs 菜食主義者: 25.78 ± 5.42 kg; p<0.001)を示した.
同様に、手の筋肉の等尺性持久力も非菜食主義者グループで有意に高かった(非菜食主義者: 60.48 ± 12.64 s vs 菜食主義者: 48.10 ± 9.31 s; p<0.0001).
実践 バランスの取れた食事を心がけ、特に動物性タンパク質を含む食品を適切に摂取することで、握力や手の持久力維持に役立つ可能性がある.
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| [全文] TITLE 原発性骨粗鬆症に対するデノスマブと中国人のサルコペニアへの影響:臨床的エビデンスとRANKL経路メンデルランダム化からの洞察 |
登山 骨粗鬆症治療薬デノスマブが筋機能も改善する可能性は、高齢登山者の骨と筋肉の健康維持を通じた傷害予防と活動継続に寄与しうる.
設計 本研究は、原発性骨粗鬆症患者45名がデノスマブ治療を受け、うち40名が6ヶ月、15名が1年間追跡された臨床研究と、UKバイオバンクのデータを用いたメンデルランダム化分析の2つの要素で構成された.
主要知見1:デノスマブ治療6ヶ月後、骨代謝マーカー(t-PINP, N-terminal mid-fragment osteocalcin, β-CTx)が有意に減少し(いずれもP < 0.001)、筋機能指標(6m歩行速度、5回立ち座り時間、TUG)が有意に改善した(いずれもP < 0.05).
主要知見2:デノスマブ治療1年後には、腰椎骨密度が有意に改善し(T-score: –2.61±0.83; P = 0.007)、筋機能指標(利き手握力、6m歩行速度、5回立ち座り時間、TUG)もさらに有意な改善を示した(いずれもP < 0.05).ただし、上腕筋囲、骨格筋量指数、四肢骨格筋量指数といった筋量指標には統計的に有意な変化は認められなかった(P > 0.05).
主要知見3:メンデルランダム化分析により、RANKL遺伝子発現と四肢除脂肪量(Beta = −0.014; OR = 0.986, 95% CI: 0.979–0.992; P = 2.03 ×10−5)および利き手握力(Beta = −0.006; OR = 0.994, 95% CI: 0.989–1.000; P = 0.050)との間に有意な負の関連が認められ、RANKLの過剰発現がサルコペニアの発症に寄与する可能性が示唆された.
実践 骨粗鬆症と診断されている登山者は、主治医と相談し、骨の健康だけでなく筋機能改善の可能性も考慮した治療選択肢について話し合う.
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| [全文] TITLE サルコペニアとその認知機能への影響:インドの都市コホートからの知見 |
登山 加齢による筋肉量の減少(サルコペニア)は認知機能の低下と関連するため,登山を安全に長く続けるためには,日頃から筋力維持と認知機能の健康に意識的に取り組むことが重要である.
設計 インドの都市部に住む45歳以上の認知機能が正常な1119名を対象に,ふくらはぎ周囲長と握力でサルコペニアの有無をスクリーニングし,認知機能との関連を横断的に調査した.
主要知見1:社会人口学的特徴と併存疾患で調整後,サルコペニア群は健常群と比較して,ACE-III総合スコア(P = 0.002),ACE-III注意機能スコア(P = 0.031),ACE-III流暢性スコア(P < 0.001)が有意に低かった.中間群も健常群と比較してACE-III流暢性スコアが有意に低かった(P = 0.025).
主要知見2:握力とふくらはぎ周囲長はACE-IIIスコアと正の相関を示し,握力が高いほど,またふくらはぎ周囲長が大きいほど,認知機能(特にACE-III総合,注意,視空間能力)が良い傾向にあった.
主要知見3:サルコペニアは糖尿病と有意に関連しており(P < 0.001),サルコペニア群は健常群と比較してBMIが有意に低く(P < 0.001),平均年齢が有意に高かった(P < 0.001).
実践 登山者が明日からできるアクション1つ:加齢による筋肉量の減少を防ぐため,毎日少しでも良いので,スクワットや階段昇降などの下半身の筋力トレーニングや,握力強化のためのハンドグリップ運動を取り入れる.
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