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2025/10/22 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 高地における長期低酸素曝露に伴う赤血球の代謝変化

登山 高地での長期滞在や高所登山において、赤血球の代謝システム、特に抗酸化防御システムが短期的な低酸素とは異なる適応を示すことを理解することは、身体の適応戦略を考える上で重要である.

設計 平地居住者、10年以上高地順応した平地出身者、高地生まれのチベット人の3グループ各6名(計18名)の赤血球代謝プロファイルを、広範なターゲットメタボロミクスとエネルギーターゲットメタボロミクス、プロテオミクスを用いて比較した観察研究である.

長期低酸素下では、高地順応者と高地適応者の赤血球において、解糖系の代謝流は安定していたが、酸化型ペントースリン酸経路(PPP)は平地居住者と比較して有意に減少していた(6-PGAとRu5Pの減少).

長期低酸素下では、赤血球の抗酸化防御システムが再構築され、還元型グルタチオン(GSH)レベルが有意に減少し(Accl vs Pln: p<0.05, Adap vs Pln: p<0.05)、GSH/GSSG比も低下した一方、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)活性は低下し、カタラーゼ(CAT)活性は増加した.

高地順応した平地出身者と高地生まれのチベット人の赤血球代謝プロファイルは非常に類似しており、長期低酸素への適応において環境要因が遺伝的要因よりも優勢な影響を与える可能性が示唆された.

実践 高所登山では、身体が低酸素環境に長期的に適応する過程で、赤血球の抗酸化システムが変化することを理解し、体調の変化に注意を払い、無理のない計画を立てる.

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[全文] TITLE 高齢者の身体機能向上を目的とした機能的歩行トレーニングプログラムの効果:無作為化臨床試験

登山 高齢登山者が安全に登山活動を継続するために、機能的歩行トレーニングが身体機能の維持・向上や転倒予防に有効である可能性を示唆する.

設計 ペルーの60歳以上の高齢者47名を対象に、機能的歩行トレーニング(SSM Fisior®プログラム)を通常の身体活動ワークショップに加えて12週間実施する介入群と、通常の身体活動ワークショップのみの対照群に無作為に割り付け、身体機能への影響を比較する無作為化比較試験を実施した.

介入群では、機能的移動能力を示すTimed Up and Go Testの時間が有意に短縮した(B = -1.43, p = 0.002).

介入群では、筋量の一指標であるふくらはぎ周囲径が有意に増加した(B = -0.10, p = 0.001).

介入群では、筋力の一指標である握力が有意に向上し(B = -0.05, p = 0.004)、日常生活動作の自立度を示すBarthel Indexも有意に改善した(B = -0.02, p = 0.001).

実践 自宅でできる簡単なステップ運動やバランス運動を日々の生活に取り入れ、歩行能力や下肢筋力の維持・向上に努めましょう.

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