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2025/10/21 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(2件)

[全文] TITLE 軽傷で救急外来を退院した高齢者における運動の効果:CEDeComSステップウェッジ試験.

登山 軽微な怪我を負った高齢登山者にとって,早期からの多要素運動プログラムは,その後の身体機能低下を予防し,登山活動への復帰を支援する可能性がある.

設計 軽傷で救急外来を退院した65歳以上の高齢者(中リスク群277名(介入)と205名(対照),高リスク群249名(介入)と128名(対照))を対象に,多要素運動プログラム(柔軟性,バランス,筋力強化,有酸素運動)を週3回,12週間実施する介入群と通常のケア群を比較し,3ヶ月および6ヶ月で評価した.

中リスクの参加者において,介入群の3ヶ月後の機能的低下の割合は対照群の半分であった(12% [95% CI: 8%–17%] 対 25% [95% CI: 18%–34%],相対リスク: 0.48 [0.26, 0.90]).

高リスクの参加者では,介入群で3ヶ月後の身体能力(SPPB合計スコアおよび脚力)の改善傾向が見られたが,統計的に有意な差はなかった.

中リスク群では3ヶ月後には機能的低下が抑制されたが,6ヶ月後には介入群と対照群で差がなくなった.高リスク群では3ヶ月後には機能的低下が少ない傾向が見られたが,6ヶ月後にはこの傾向が逆転した.これは運動アドヒアランスの低下(3週目で85%から12週目で56%へ)が影響した可能性が示唆された.

実践 軽微な怪我(捻挫,打撲など)を負った場合でも,痛みが引いたらできる範囲で柔軟性,バランス,筋力強化,有酸素運動を組み合わせた多要素運動を早期に開始し,継続する.

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[要旨] TITLE サルコペニアの治療標的としてのα-Klothoの新たな役割:根底にあるメカニズムと臨床的展望

登山 加齢に伴う筋力低下(サルコペニア)は登山パフォーマンスに影響を与えるが、α-Klothoという抗老化因子がその予防・改善の鍵となる可能性が示唆される.

設計 本論文は、サルコペニアにおけるα-Klothoの役割、作用機序、および治療標的としての可能性に関する既存の科学的証拠をまとめたレビュー論文である.

サルコペニアは、骨格筋量、筋力、身体能力の進行性低下を特徴とする症候群であり、加齢や身体活動不足、慢性疾患によって引き起こされる.

抗老化因子であるα-Klothoタンパク質は、サルコペニア患者で発現が低下しており、骨格筋細胞の運命を調節する複数のシグナル経路を通じてサルコペニアの病態に関与している.α-Klothoを標的とした介入は、サルコペニアの改善に有望な治療法となる可能性がある.

実践 サルコペニア予防のため、定期的な筋力トレーニングや有酸素運動を継続し、身体活動量を維持する.

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