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結論論文の根拠に基づくと,複合的な暑熱と低酸素ストレスが加わる真夏の高山の方が,熱中症リスクが高いと考えられます.
文献[3] 熱ストレス環境では,体温調節のために皮膚への血流が増加し運動能力が低下するが,十分な水分補給と順応により血漿量が増加し心拍出量を維持することで運動能力の低下を軽減できるとレビューで示され,サウナに10日間曝露した男性アスリート7名では血漿量が最大で+17.8%(90%CI [7.4, 29.2])増加した.
文献[5] 運動中,複合的な暑熱・低酸素環境(CHH)は運動パフォーマンスを著しく低下させ(SMD = -1.90, 95%CI [-3.09, -0.72]),心拍数,体幹温度,皮膚温度が増加し,血漿量,酸素摂取量,血中酸素飽和度が低下したことが,23の研究,合計414名の健康な参加者を対象としたシステマティックレビューとネットワークメタアナリシスで示された.
文献[2] 屋外気温が10℃上昇すると,70歳以上の高齢者1313名を対象とした5年間の多施設予防試験(MAPT試験)の二次解析において,異常に低い歩行速度のリスクがオッズ比(OR)1.13(95% CI: 1.04, 1.22)増加し,身体機能が低下することが示された.
実践真夏の高山登山では,複合的な暑熱・低酸素ストレスによる熱中症リスクを軽減するため,登山前に暑熱順化(例: 週3回×60分の暑い環境での運動)と,可能であれば低酸素トレーニングを組み合わせた適応訓練を行う.登山中は,1時間あたり500mlを目安にこまめな水分補給と,頻繁な休憩を取り入れ,体調管理を徹底する.
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3件の参照論文

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